取材日:2002/6/21 更新日:2003/4/6
DAIHATSU コペン
[外観デザイン 外装パーツ1 2 3(クローズ時) インテリア1 2 レザーインテリア] [室内装備 メカニズム 荷室&ルーフ ルーフ開閉 試乗レポ]
待ちに待った夢の軽とも言える車「コペン」がついに発売されました。 この車、今までの軽の常識を変えてしまうほどの車です。 ダイハツの技術の結晶であり、ハンドメイドに近い生産体制で一切の妥協を排除して造られています。 発売後1か月の受注は5000台(なんと目標の10倍!)に達し、当分は半年近くの納車待ちという人気の車です。
まずはフロントマスク。 どうですか、この流麗なフォルム。 かわいいのにかっこいい、洗練されたデザインです。 かつての軽オープンカーであるホンダビートやスズキカプチーノなどに比べると、かなり大きく立派に見えます。 もちろん、規格変更で幅が8センチ広がったのも大きな理由の一つですが、ボンネットの位置が高く、ボディに厚みがあるため軽らしからぬ風格が感じられます。 感覚的には、マツダロードスターより少し小さいかなという程度で、1300ccくらいのエンジンを積んでいても違和感がないほどです。 スポーツカーにしては大きなフロントグリルが目を引きますが、この中にはラジエターやインタークーラー、エアクリーナーなど空気関係のパーツが集中して入っていて、単なるデザインではないのです。
大きく膨らんだフェンダーが目立つ独特のスタイルですね。 ボンネットの位置は高いのですが、バンパーラインは非常に低くなっていて、非常に安定感と重量感があります。 最低地上高はなんと105mmしかなく、これはもう一般公道を走るにはほぼ限界の数値です。 よほど気を付けて運転しないと、底を擦ってしまいますよ。 全高を抑えすぎずに居住性を確保しながら安定感のあるスタイルを実現しています。 写真の車はオプションのロアスカートをつけているので、余計に低く見えますね。 これなら安定感のある走りも期待できそうです。
全8色のコペンが見られるプチギャラリーを用意しました。 画像をクリックすると別ウィンドウで大きな画像が見られます。 シルバーとレッド以外の画像はNightsさんから提供いただきました。Nightsさん、Thanks! |
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ダークグリーンマイカ |
ブライトシルバーメタリック |
シャイニングレッド |
ジョーヌイエロー |
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ダークブルー マイカメタリック |
パールホワイトT |
ホワイト |
ブラックマイカ |
サイドビューも美しいの一言。 15インチのタイヤ&ホイールのおかげもあって、堂々としたものです。 ナンバーがつかない限り、軽という実感はないです。 ドライバーがちょうど中央に配置されるので、前後重量配分やドライビング感覚もFF車にしてはスポーツカーらしいものになっています。 フロントウィンドウの傾斜がそれほどきつくないので、非常に開放感があります。 一部のオープンカーでは、デザイン優先のあまり、目の前に窓枠がきてしまい、十分にオープンの爽快感が味わえない車も見うけられますが、この車はその心配はまったくありません。 マツダロードスターに乗ったことがある人は、それとほぼ同じ感覚だと思ってください。 これは全体的に言えることなのですが、この車はなんとなくマツダロードスターに似た感じがするんです。 真似をしているというのではなくて、FFとFRの違いはあれど、求めているものは似ているのかなという気がします。 乗り込んだ瞬間から走り出したくなる、そんな車なんです。
オープンカーの一番かっこいいアングルですね。 トランクリッドが非常に長く、ビートやカプチーノとは明らかに違う印象で、前述の車のオーナーには申しわけないですが、コペンには高級感があります。 規格変更で10センチ全長が長くなったことも影響しているでしょうけど、何よりデザインがすばらしいです。 まったく無理がなく、軽のサイズに収めなければいけないという制約をみじんも感じないのです。 思わず目を奪われる鮮やかな赤色のテールランプや、マフラー、ロールバー、ウインカーに至るまで、そのすべてに「軽」を感じないのです。 ダイハツのセンスと努力には頭が下がります。
ショールームの隅にあったため、リアビューが近すぎて撮れませんでした。 よって、外からショーウィンドウ越し撮った写真です。 景色が映りこんで見えにくいですが、この安定感は伝わってますか? 普通はリアバンパーはここまで低くしないので、マフラーやその他の部品が丸見えになるものなのですが、この車はそういったゴチャゴチャがまったく見えません。 非常にすっきりとしていて高品質の車に見えますよね。 もともとの形がすばらしいので、オプションのロアスカートは必要ないと思っていましたが、実際に装着車を見てみると、安定感やスピード感がより増した感じで、悪くないですね。 フロントとまったく同じイメージでデザインされたリアビューはもう、文句のつけようがありません。 こういう統一感って、とても大事なんですよね。
次は個別のパーツを細かく見ていきましょう。
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