DAIHATSU コペン
[外観デザイン 外装パーツ1 2 3(クローズ時) インテリア1 2 レザーインテリア] [室内装備 メカニズム 荷室&ルーフ ルーフ開閉 試乗レポ]
インパネは、いかにもスポーツカーらしい、T字を基調としたスポーティなイメージです。 まず感じるのは、素材感はさすがに少しプラスチックぽさを感じますが、デザインに関しては小型車のロードスターやMR−Sなどと比べてもまったく遜色のないものです。 丸いルーバー(エアコンの風の出るところ)のデザインがマツダロードスターそっくりです。 室内幅は、思っていたよりも狭くなく、かつてのビートなどのように身動きがとれないという感じではなく、旧規格軽のセダン並みといった感じです。 ビートより広く、ロードスターより狭いと言ったほうがわかりやすいでしょうか。 ただし、これはオープン状態での話で、クローズド状態ではウィンドウが狭く前方以外は閉塞感を感じます。
メーターは、中央にスピードメーターを配置した3眼メーターを採用していて、シルバーのリングとレッドの指針がオーナーの心をくすぐります。 おもしろいのは、メーターフード内に穴を開けてメーターパネルを奥の方に押し込んだようなデザインになっているところ。 独特の雰囲気があります。 スピードメーターと他のメーターに段差がついているのも立体感があっておもしろいです。 トリップメーターも液晶式で視認性や質感も良いですね。 欲を言えば、油圧計なども欲しいところですが、これでも十分にスポーティなイメージではあります。
コクピットは適度にタイトで包まれ感もあり、着座ポイントはかなり低いので、スポーツカーに乗っているんだという実感が湧いてきます。 ただ、標準装備のこのステアリングのデザインが私は安っぽく感じます。 この車は、ほとんどのパーツが専用にデザインされているのに、とても重要なパーツであるステアリングに従来品を使っているのは不満です。(もっとデザインの良いものならいいのですけど) レザーパックをつければMOMO製の本革ステアリングになり、こちらはデザインもかっこいいのですが、15万円を簡単に出せる人は少ないので、これはもうちょっと考えてほしかったです。 カタログに「デュアルホーン」とあり、これはたぶんホーン(クラクション)が和音になっていて、心地よい音という意味なのだろうと思い、軽く鳴らしてみましたが、なんか変な音でした。 ショールーム内なので控えめに鳴らしたせいかもしれません。 知っている方は教えてください。
足元の余裕は、それなりにあります。 かなり狭いだろうと想像していましたので、「なんだ、普通じゃん」という感じでした。 ダイハツにしては珍しくフットレストを標準装備してくれているのもうれしいです。 写真左上のように、助手席の足元にもまあまあの余裕があります。 ただし、タイヤハウスの膨らみがあるので、左足が多少落ちつかない感じになります。 それでも、このタイプの車にしては余裕があるほうではないでしょうか。 このあたりは、FFであることのメリットをうまく生かしているということでしょう。
フロントシートの出来は、すばらしいです。 スポーツカーにとってシートは非常に重要なパーツです。 左右のサポートが非常にしっかりとしていて、サイズも十分です。 また、座面はそれほどクッションが厚いわけではありませんが、意外にやわらかいタッチで、おしりが痛くなる心配はあまりなさそうです。 スライドやリクライニングもちゃんとできますし、テレスコ&チルトステア(ハンドルの上下・前後の調整)と併せて使えば、ほとんどの人が最適なポジションで運転できると思います。 サポートがしっかりしていると言っても、乗降性もきちんと考えられていて、乗り降りのときにいちいち体がひっかかってしまうこともないですよ。 ハードな走りから日常の買い物まで、オールマイティに使える良く出来たシートだと思います。 ちなみに、レザーパックで本革シートにすることもでき、その場合は真っ赤なシートになり、ゴージャス感も一層増します。(後のページで紹介してます) ただし、本革は手入れをきちんとしないと、紫外線で硬くなってひび割れてきますので注意が必要です。 本革風のシートカバー(こちらはベージュ色)もあるので、メンテの苦手な人はこちらがいいかも。
まだまだ、室内の使い勝手なんかもチェックしますよ。
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