スズキのハイトワゴンタイプの軽自動車であるMRワゴンは、2001年12月に初代が発売され、現在で三代目となっています。
発売前にモーターショーでコンセプトカーとして登場した時には、エンジンをミッドシップに配置して後輪駆動とすることで、広々とした室内空間を実現したのが特徴とされ、MRはミッドシップエンジンリヤドライブの略称でした。
トヨタのエスティマを小さくしたようなワンモーションスタイルが斬新で、そのスタイルとメカニズムは発売前から注目されていました。
しかし、実際に発売されると、デザインはコンセプトカーとほとんど同じながら、駆動方式は通常のFFに改められ、MRはマジカルリラックスの略へと解釈が変わっていました。
そんなMRワゴンが初代からずっと貫いているのが、ゆったりまったりした雰囲気です。
初代には、MRワゴンスポーツというややとんがったグレードも存在しましたが、二代目以降はスポーツ色はまったくなくなり、他の車種とは違う独自の世界観を貫いています。
二代目からはWitという上級モデルも追加され、ワゴンRでは雰囲気が硬過ぎるという人に支持されています。
三代目はさらにゆる~い雰囲気のデザインになりましたが、実は中身はとても進化していて、それまでのスズキの主力エンジンであったらK6A型から現在のR06A型へと最初にスイッチしたのが三代目MRワゴンでした。
R06Aエンジンは非常に静粛性が高く、トルクフルで低燃費なエンジンであり、現在のスズキの軽の主力エンジンとなっています。
言わば、三代目MRワゴンはスズキの軽の次世代モデル1号車なのです。
しかし、モデルチェンジのたびに個性的になっていくデザインについていけないユーザーが多いのも事実で、2015年10月現在、通称名別販売台数ではスズキの中でもっとも売れていない車になってしまっています。
個性的なデザインやこれといった特徴の無さから、販売台数は伸び悩んでいるものの、実は快適性は非常に高く、ゆったりまったり乗るにはおすすめの車なのです。
新型が売れていないことで、MRワゴンの中古車はかなり値が下がっています。
そのため、MRワゴンの激安中古車や格安中古車はとても見つけやすい状況になっています。
2015年11月現在、20万円以下の激安中古車は476台もあり、もっとも安いものでは、1000円(2002年式、走行14.9万km)という車両もありました。
MRワゴンの中古車を探す際に気を付けることは、大きな面では、初代はコラムシフトで二代目からインパネシフトになっていること、三代目から新型エンジンになり燃費や快適性がぐんと上がり、アイドリングストップも装備されていることなどです。
デザインもモデルチェンジのたびに大きく変わっていますが、内容もモデルごとにかなり変わっていますので、価格差があまりなければできるだけ新しいタイプの車両を買うことをおすすめします。
特に三代目となる現行型は快適性がとても高く、しかも50万円以下の格安中古車も出回ってきているので、かなりおすすめです。
下のリンクから常に在庫状況をチェックして、条件に合う車両が見つかったらすぐに問い合わせや見積もり依頼をすることをおすすめします。
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MRワゴンの新車情報
(参考)歴代MRワゴンの詳細記事
SUZUKI MRワゴン X(初代)
SUZUKI MRワゴン スポーツ
SUZUKI MRワゴン(二代目)
SUZUKI MRワゴン(三代目)