取材日:2002/6/21 更新日:2002/7/18
SUZUKI MRワゴン スポーツ
[外観デザイン 外装パーツ インパネ周り シート周り 荷室&試乗レポ]
[(スポーツ)外観デザイン 外装パーツ インテリア]
ここからは、発売から約半年目にして追加された、待望のスポーツモデル(その名もMRワゴンスポーツ)を紹介します。 なかなか展示車が届かないので取材ができなかったのですが、ディーラーの社員が1台持っているという情報をキャッチし、なんとかお願いして写真を撮らせてもらいました。 しかし、個人の持ちものであるため、乗ってみたり動かしたりということはできませんでした。 5ページまでで基本部分は紹介済みですので、ここではノーマル車との違いを中心にチェックしたいと思います。 また、試乗車が届いたら試乗レポも追加する予定です。
フロントの印象はかなりスポーティです。 MRワゴンの一番の特徴であるスッキリとしたモノフォルムデザインを崩すことなく、非常に精悍な印象になっているところはさすがです。 開口部を広げ、ノーマルバンパーよりも直線的なラインとなったバンパーは、シャープなヘッドライトをより強調していて、スピード感があります。 丸型のマルチリフレクター式フォグライトとその上のちょっとした膨らみがロー&ワイド感を出しています。 ノーマルでは少々腰高感のあるMRワゴンですが、このスポーツは安定感のあるフロントビューとなっています。
サイドアンダースポイラーは形状も大きさも控えめです。 ノーマルグレードにオプション設定されているもののほうがかえって迫力があります。 しかし、これは個々のパーツの存在感よりも全体の統一感を重視した結果だと思います。 実際、それぞれのパーツはあまり目立たないのに、全体のイメージはノーマルとはガラッと変わっています。 このように、ノーマルのイメージを崩さずにスポーティなイメージを与え、自然なデザインにまとめあげる技というのは、やはりスズキが秀でているように思います。 かわいいイメージの強いMRワゴンが、見事にスポーティな車に変身してますよね。
アルミホイールが14インチにサイズアップしたことで、フェンダー部分のラインがより生きてきましたね。 ノーマルの13インチではどうもタイヤが小さいのが目立っていましたから、これでやっとバランスが良くなった気がします。 また、サスペンションもローダウンサスに変更され、ノーマル車よりも全高が1センチ低くなっています。 専用エアロパーツ装着の効果もあって、非常に安定した印象があり、ボンネットとフロントウィンドウが滑らかに続いているワンモーションフォルムがより強調されてかたまり感が増しました。
ホイールが大きくなったことで、フェンダーの膨らみも大きくなったように見えませんか? ルーフエンドスポイラーは、ターボTと同じものが標準装備されます。 ボディカラーは、ノーマル車よりも2色少ない8色となりますが、ブライトレッドというスポーツ専用色が用意されています。 ノーマル車のカシスレッドパールとは違う真っ赤な色で少々勇気がいりますが、目立ちたいなら迷わずこの色ですね。
後ろに壁があったので真後ろから撮れなかったのですが、リアバンパーもこんな感じで少しシャープなデザインになっています。 両脇に穴が開いているバンパーデザインはどこかで見たことありますよね。 そうです、ワゴンR RRと同じイメージなのです。 大型のマフラーカッターも装備して、なかなか迫力のあるリアビューになってます。
それでは、専用パーツをもう少し詳しく見てみましょう。
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