ダイハツが、新型軽自動車の「ムーヴ キャンバス」を発売しました。
ムーヴキャンバスは、全高1655mmのハイトワゴンでありながらスライドドアを採用しているのが特徴で、スーパーハイトワゴンとワンボックス以外の軽(全高1700mm以下)では唯一のスライドドア車となります。
何でもできる(can)バス(bus)の名前のとおり、バスのようなかわいい見た目と使い勝手の良さを追求しています。
注目なのは、軽初となるAFS(ステアリング操作に連動して曲がる方向を照らすヘッドライト)を採用していることで、先進のスマアシ2と合わせて高い予防安全性を実現しています。
また、リヤシートの下に置きラクボックス(シート下に大容量の引き出しがついている)を装備しているのも注目点で、この引き出しの中にはさらに折り畳み式のボックスがあります。
お買い物の荷物などがブレーキング時にシートから滑り落ちる経験をされたことがある方も多いと思いますが、このボックスを使えばそういった心配もなくなります。
さらに、四方のカメラで自車を真上から見た映像が確認できるパノラマモニターも採用。
8インチの大画面でとても見やすく、駐車が苦手な人でもこれなら大丈夫!
ルーフの絞り込みがほとんどないデザインなので、室内はじゅうぶんに広く、頭上の余裕もあります。
シートの座り心地もゆったりしていて、ゆっくりと沈み込む感じがなんとも上質です。
ボディカラーは、独特の塗り分けのツートンカラーを含めると17色も用意されているので、どの色にするか迷ってしまいそうです。
ターボエンジンは用意されておらず、52馬力のNAエンジンのみで、燃費は28.6km/L。
スライドドアを採用したことで、ハイトワゴンとしてはやや重量が重くなってしまったため、燃費はあまり良いとは言えない数値となっています。
価格は、118万円からとなっていて、スライドドア車の中ではリーズナブルとなっています。
ありそうでなかったこの車、かなり個性的なので大ヒットとなるかは微妙ですが、このサイズでスライドドアというのは非常に貴重で、使い勝手の良さで支持されることになりそうです。
細かく見てみると、デザインにもかなりこだわっていて、ブレーキランプなどは奥行きがあってキラキラしていて、ちょっと他にはないデザインになっています。
気になる方は、販売店に実車を見に行ってみてください。
なお、この車はムーヴの派生車種ということで、毎月発表される軽自動車の通称名別販売ランキングではムーヴの中にカウントされるため、来月にはムーヴの順位が一気に上がることも予想されます。
ムーヴキャンバスについては、注目の人気車新型軽自動車の特集記事と試乗レポのコーナーで大量に写真と細かい解説を紹介していますので、興味のある方はぜひご覧ください。
また、試乗レポートについても後日ご紹介できる予定です。