DAIHATSU ムーヴ X
[(カスタム)外観デザイン 外装パーツ インパネ周り シート周り 荷室 試乗レポ]
[(ムーヴ)外観デザイン 外装パーツ インパネ周り 試乗レポ]
荷物室の床下にはこのようにラゲッジアンダーボックスが装備されていて、細かいものをここに収納しておけば荷物室はいつもきれいにしておけるので便利です。 しかし、仕切りが多くて実質的な容量が少ないので、実際の使い勝手は良いとは言えません。 私の愛車のKeiにも同様の装備がありますが、仕切りが無く大容量なのでテニスラケットやボール、メンテナンス用具などを入れて重宝しています。 実際に使うときには、仕切りがあるよりも容量が少しでも多いほうがうれしいのです。 スペアタイヤレスを選ぶともっと容量が増えますが、やはり仕切りが細かく作ってあるので、中に入れられるものが限られてしまいます。 私としては、ムーヴに対する数少ない不満の一つですね。
ムーヴシリーズのエンジンは、3気筒ターボと3気筒DOHC(NA)の2種類。 今回試乗したXは3気等DOHCエンジンを搭載したグレードです。 早速、試乗した感想を紹介することにしましょう。 まずは、エンジンスタート時の音ですが、正直言って今までのムーヴと特に変わらない感じで、スターターの音が大きく、アイドリングの音も「ヒュルヒュル」という3気筒軽特有のけっこう大きな音です。 また、シフトレバーをDに入れると、やはり3気筒エンジン特有のブルブルという振動を感じます。 静粛性がかなり向上したと聞いて期待していたので、この時点でちょっと「あれ?」と思ってしまいました。 実は、カスタムにはボンネットの裏にカバーがついているのに、ムーヴシリーズはボンネットの裏が鉄板むき出しになっています。 このあたりも多少影響しているのかもしれません。 しかし、いったん走り出すと回転は非常にスムーズで、高回転になるほど振動が少なくなっていきます。 エンジン音は全体的に「グィーン」という高めの音で、カスタムRSとはまったく違う車に乗っているかのようです。 発進のときなどはそれなりにアクセルを踏み込む必要がありますが、高回転での絶対的なパワーはそれなりにありますので、高速道路などでも平坦な場所なら特に不満無く走れそうです。 坂道ではやはり820kgの車両重量が重く感じ、かなりエンジンを回さないといけませんが、高回転での振動が抑えられていて元気なエンジンなので、それほど不快ではありませんでした。 NAエンジンとしては高性能なほうだと思います。 これで信号停車時の騒音と振動をもっと抑えてくれればかなり快適なのですが・・・。
13インチのアルミホイールを装備するこの車は、乗り心地の面ではかなり優秀です。 ファミリー向けということで、フワフワした乗り心地なのかと思っていましたが、意外にもしっかりとしたフラットな乗り心地です。 3センチ伸びたホイールベースのおかげもあるのか、非常に安定した走りが楽しめます。 カーブでもロールは少なめですが、決してサスペンションが硬いわけではありません。 路面からの突き上げはほとんど感じることがなく、非常に快適です。 また、ロードノイズや風切り音もよく抑えられていて静かです。 それだけに、余計にエンジン音が目立ってしまうという印象です。 大きな大きなドアミラーや開放感のあるウィンドウなどのおかげで運転のしやすさや安心感はピカイチです。 やはり余裕が欲しければターボは必要だという感じですが、乗り心地に関してはかなり良い出来だと思いました。 全体的な印象としては、「扱いやすくて快適で、安心して走れる車」という感じでした。
さて、ここまで読んでいただいた方は、すでにかなりムーヴについて詳しくなっているはずです。 ぜひ、気になった点を実車で確認して、ムーヴの本当の魅力をチェックしてみてください。 価格もかなり安くから設定されていますし、これから軽を選ぶときにまず基準となる車と言えるのではないでしょうか。
様々な色やグレードのムーヴが見られるプチギャラリーを用意しました。 画像をクリックすると別ウィンドウで大きな画像が見られます。 |
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RSリミテッド ブライトシルバーM |
RSリミテッド シャンパンMオパール |
カスタムX スチールグレーM |
カスタムL ディープパープルクリスタルM |
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※Mはメタリックの略です。 |
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ムーヴX ライトローズM |
ムーヴL ラベンダーMオパール |
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