DAIHATSU タント
L [外観 インパネ・シート ミラクルオープンドア 収納 荷室その他]
カスタムRS [外観 外装パーツ インパネ周り 収納&試乗レポ]
軽最大の室内長を実現しただけあって、トールワゴンタイプの荷室としてはあまり広いほうではありません。 タイヤハウスの張り出しが大きく、幅もあまり広くないですが、それでも一般的なセダンタイプ並みの容量は確保されていますし、信じられないほどの室内空間を実現したことを考えればむしろ「よくこれだけの容量を確保できたな」と感心してしまいます。 開口面積は旧型とほぼ同じですが、ミラクルオープンドアの採用によって横からの積載も可能となったため、実際の利便性は大幅にアップしていると言えるでしょう。 日常の買い物程度ならいつもこの状態でまったく問題はないはずです。
もし荷室容量が足りなくなっても、このようにリヤシートをスライドさせれば簡単に容量を調整できます。 「ムーヴ」などのようにスライドする板が装備されているわけではないので、シートレールが飛び出てしまうという欠点はありますが、通常の使用で困ることはほとんどないと思います。
さらに大きな荷物を積みたいときには、このようにリヤシートを床に落とし込むことで広大な荷室スペースを実現できます。 このときの荷室長は1385mmで、旧型よりもさらに15mm拡大されています。 このときにはシートレールも無くなりますし、段差もほとんどありませんので、大きな家具なども安心して積めます。 助手席を前倒しすれば2m以上の長尺物も積めますし、その積み込みもミラクルオープンドアから行えばラクラクです。 ある意味、1BOXを超える積載性を持つ車と言ってもよいでしょう。 操作は2ステップで、リクライニングレバーでシートバックを前倒しした後、座面脇にあるレバーを引いてロックを解除しながら座面を落とし込みます。 初めてのときはわかりにくいので、営業マンに尋ねるか説明書を見てくださいね。
容量はあまりありませんが、ラゲッジアンダーボックスもちゃんと装備しています。 工具がわかりやすく収納されていますし、小さな部品や汚れ物などもここに収納できます。 こういったところまで手を抜かないところに好感が持てます。
室内照明が充実しているのもダイハツ車の特徴で、この車もマップランプ&ルームランプをきれいにビルトインしているほか、天井中央にもルームランプを装備しています。 また、これが廉価グレードまですべてに装備されているというのも良いですね。 さらに、グレードによっては後席上部にもルームランプ(兼ラゲッジランプ)が装備されます。 他のメーカーはあまり室内照明にこだわっていない車が多いので、夜間の使用が多い人にとってはダイハツ車は良いですね。
次ページからは、カスタムシリーズについて、ノーマルシリーズとの違いを中心に紹介していきます。
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