DAIHATSU タント
L [外観 インパネ・シート ミラクルオープンドア 収納 荷室その他]
カスタムRS [外観 外装パーツ インパネ周り 収納&試乗レポ]
この車は居住空間を最大限広くとっている上に、収納も充実しています。 このスペース効率の高さには本当に感心しますね。 まず、運転席側の収納ですが、センターメーターを採用していることによって、ステアリングコラムの上にフタ付きの収納ボックスを装備しています。 ここは、薄型ティッシュボックスが入る大容量です。 また、カップホルダーはダイハツ車お得意のワンプッシュオープン式です。 旧型ではスライド式のものがインパネ中央に設置されていましたが、新型では、エアコンの風を当てて保温・保冷ができるほか、格納時にはインパネと一体化して目立たず、使い勝手も質感も最高です。 ダイハツはカップホルダーにこだわるメーカーで、車種ごとにそれぞれ専用設計していますが、どれも質感や使い勝手が優れています。 この点は他メーカーも見習って欲しいですね。 なお、他のほとんどのダイハツ車は上級グレードにカップホルダーシンボル照明を装備していますが、「タント」の場合は「カスタムRS」にメーカーオプション設定されているのみで、基本的にシンボル照明は装備されていません。
ステアリングコラム下のちょっとしたスペースも無駄にせず、ここにもトレーを用意。 写真の車は廉価グレードなのでスイッチ類が少ないですが、上級グレードではここに電動スライドドアの開閉スイッチなどが装備されます。 また、メーカーオプションのETCユニット用のスペースもあらかじめ用意されているので、すっきりとしたインパネ周りを実現できます。
助手席側には、CDが7枚収納できるアッパーボックスと、スローモーションオープン式のグローブボックス、そしてワンプッシュオープン式のカップホルダーが装備されています。 助手席側も収納が充実していますし、グローブボックスをスローモーションオープン式にして質感をアップさせている点などはダイハツらしいですね。 また、両端のエアコン吹き出し口は写真のように完全に閉じることができるようになったので、助手席の人がエアコンの効き具合の調整をしやすくなりました。 この車は、すべての席の人の快適性についてきめ細かい配慮が見られます。
センターパネル下には、CDが5枚収納できるインパネロアボックスを装備していて、インパネセンターボックスが無くなった分をカバーしています。 最近の軽では当たり前になってきましたが、この車もシガーライターや灰皿は装備されていません。 ロアボックス上にある黒いものは、電源ソケットのカバーです。
ドアトリムは、軽最大の1350mmという室内幅を実現していながら、薄っぺらな印象のない上質なデザインとなっています。 旧型と違ってクロス張りではなく全面プラスチックとなっていますが、デザインが上質なため安っぽさは感じません。 ドアアームレストは幅も十分ですし、ドアスピーカーの位置を高くすることによって、ドリンクホルダーとドアポケットもしっかり装備しています。 肘の当たる部分をえぐって実用幅を広くするなど、質感も使い勝手も非常によく研究されたドアトリムです。 2トーンカラーも上品ですし、最近のダイハツ車は室内トリムの質感が格段に向上してきましたね。 パワーウインドウスイッチは全席イルミネーション付で、これも最近のダイハツ車の特徴のひとつです。
右側のリヤドアは左側と違って通常のヒンジドアとなりますので、ドアトリムもフロントと同じイメージでデザインされています。 旧型と違い、イルミネーション付きのパワーウインドウスイッチがドアアームレスト上にあり操作性が非常に良いですし、ドアアームレストの使い心地も格段に良くなっています。 また、フロント同様にドリンクホルダーやドアポケットもしっかり装備されているところがさすがですね。 もちろん、リヤドアも直角近くまで開きますので、乗降性も良好です。
次は、荷室やその他の装備を見ていきましょう。
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