SUZUKI ワゴンR FX
[(RR)外観デザイン 外装パーツ インパネ周り シート周り 荷室]
[(ノーマル)外観デザイン 外装パーツ インテリア&試乗レポ]
ヘッドライトは「RR」とは違うデザインで、かなり個性的。 ヘッドランプとウィンカーはマルチリフレクタータイプを採用していながら、スモールランプはレンズカットを入れて曇らせています。 縦にランプが3つ並んだスタイルは、旧型とはまったく違うイメージです。 「ワゴンR」は、実用性の高いデザインでありながら、どこかかわいい感じがするというのが魅力なのですが、その魅力はこういったところにも受け継がれているようですね。 ディスチャージヘッドランプは「RR」シリーズのみの設定となっています。
リアコンビランプは、旧型では「RR」と共通でしたが、新型ではそれぞれ専用デザインを採用しました。 独特なデザインの「RR」に対して、こちらはごく普通のデザイン。 視認性と存在感のアップのためか、モデルチェンジのたびに少しずつ大きくなり、位置も高くなってきています。 余談ですが、新型には豊富なオプションが用意されていますので、比較的個性を主張しやすくなっています。 特にエクステリアのパーツは、数種類のエアロパーツやメッキグリルなど、ライバルの「ムーヴ」よりも種類が豊富で、カスタマイズを楽しむ車という感じがします。 そのために、あえてシンプルなデザインを採用しているのかもしれませんね。
タイヤサイズは、155/65R13という、これまたごく一般的なサイズで、旧型から変更なし。 一般的なサイズを採用すれば、タイヤ交換の際に出費が抑えられたり、今まで使っていたタイヤなどがそのまま使えるなどといったメリットがあります。 そういった面でも、実用性を重視した車と言えるでしょう。 ホイールキャップは、6本スポークで旧型のものより立体感を出したデザインを採用。 中央にはスズキのマークがつきました。 スズキのマークはデザインを変更して大きくしただけでなく、その数も大幅に増えているので、どこから見てもスズキの車だとわかるようになっています。 上級グレードの「FS」は、4本スポークの13インチアルミホイールが付きます。
センターパネルのシルバー塗装を採用していないため、全面真っ黒のインパネ。 表面処理も、あえてプラスチックっぽさを出しています。 お世辞にも質感が高いとは言えず、おもしろみもないですが、面一感を持たせた飾り気のないデザインは、圧迫感がなくて意外に好印象。 廉価グレードの「FA」以外はCDプレーヤー+2スピーカー(「FS」のみ6スピーカー)が標準装備となります。 両席エアバッグやキーレスなど必要十分な装備内容ですが、運転席バニティミラー、シートリフター、チルトステアリングなどが「FS」のみにしか装備されないのはちょっと残念です。 これらの装備は、量販グレードである「FX」にこそ標準装備するべきだと思うのですが・・・。
メーターにはシルバーの縁取りが付いていて、基本的には「RR」シリーズと同じですが、字体がおとなしいものとなり、指針の軸部分が黒いなど、若干雰囲気が違います。 表示が大きめで視認性は良いですが、タコメーターがスピードメーターから離れているのが、多少見にくく感じます。 最近の新型車は、メーターのデザインや機能にこだわっているものが多いですが、この車はわりと平凡です。 ただ、夜間のイルミネーションが非常にきれいなのが印象に残りました。 クールなホワイトの透過光が高級感を出していて、視認性もとても良いです。 軽ではグリーンやオレンジのイルミネーションが多いので、ちょっと新鮮な感じがします。 燃料残量警告灯が全車に付いているのはうれしいのですが、30Lのタンク容量はもう少し増やして欲しいです。
1DINサイズのCDプレーヤーにブラックのセンターパネルで、ややさびしい気がするインパネですが、うれしい装備もあります。 このフタ付きのインパネアッパーボックスが、なかなか良いのです。 軽の限られた空間の中で、一つでも多くの収納スペースがあるというのはそれだけでありがたいですが、プッシュオープン式のフタがゆっくりと上に上がっていく様子がなかなか高級感があるのです。 オーバーヘッドコンソールの開き方は少々安っぽくてガッカリしましたが、こちらは凝ってます。 それに、ここはポータブルナビの設置場所などとしても使えそうです。 スルドイ方は気がつかれたかと思いますが、この写真は最近では珍しいMT車のものです。 基本的な装備などは変わりませんが、フロントシートがセパレートシートになります。 「FA」と「FX」のみの設定となりますが、経済性を優先させたい人にとってはMT車の設定はうれしいですね。
もう少し隅々まで見てみましょう。
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