ホンダのトールワゴンタイプの軽自動車「ライフ」は、かつては「ワゴンR」や「ムーヴ」と並ぶ人気車でしたが、2014年に生産終了してしまいました。
現在は、同じジャンルの「N-WGN」が販売されていて、実質的な後継車となっています。
ライフは、軽自動車が現在の規格に変わる少し前に、当時のベーシック車種であった「トゥデイ」をベースにして発売されました。
ワゴンRやムーヴより遅れて発売されたこともあり、それらのライバルよりも洗練されたスタイルで一気に人気が出ました。
平成10年の新規格移行時には、デザインのイメージはそのままにボディサイズを拡大した新型ライフを発売し、これで人気を不動のものとします。
当初はターボエンジンが設定されていませんでしたが、後にターボモデルのダンクを発売。
平成15年には、新規格移行後二代目が発売され、バイクをイメージしたデザインと液晶で様々な情報やメッセージを表示してくれるインフォメーションディスプレイが特徴のメーターを採用。
ディスチャージヘッドランプやオートエアコン、キーフリーシステムなど快適装備を充実させて登場し、上質なインテリアやかわいい外観などで人気を博しました。
さらに、上級モデルとしてディーバも登場し、男性ユーザーにも人気の車となりました。
平成20年には、新規格移行後三代目へとモデルチェンジし、通常モデルのほかに、パステルとディーバを用意した3種類のデザインを持つ車になりました。
しかし、このころから他メーカーに比べてメカの古さが目立つようになり、人気も下がり始めます。
モデル末期には、低価格車としての役割を担うようになり、Nシリーズが充実したのをきっかけに2014年に生産終了となりました。
ライフの一番の特徴は、ワゴンRやムーヴなどと比べて乗用車らしさが濃いという点です
ワゴンRやムーヴがミニバンぽいアップライトなポジションなのに対し、ライフはやや全高が低めで、ヒップポイントも低いので、重心が低く乗用車らしい運転感覚です。
また、フロントガラスが大きくて視界が広いのも特徴で、運転のしやすさという点では非常に優れています。
エンジンのスペックは他社と比べると控えめですが、ホンダらしくスムーズに回るエンジンは、乗っていて気持ちいいものでした。
中古車を探すうえで気を付けることは、規格変更後二代目の前期型で、キーフリーシステム（カードキー型）がついている車両の場合、動作に不具合のあるものが報告されています。
カードキーの機能をOFFにして通常のキーレスエントリーを使うか、リクエストスイッチ式になった後期型を選ぶのがおすすめです。
また、ライフの場合、グレードごとの装備の差もありますが、年式によってはエンジンやメーカーオプションもグレードに関係なく選べることがあったり、グレードによってシートアレンジ（後席チップアップか後席スライドか）が違うケースもあったりして、けっこう複雑です。
同じグレードでも車両ごとに装備が違ったりするので、グレードだけでなく装備内容についてもよく確認する必要があります。
そんなライフの中古車は、はっきり言ってお買い得です。
モデル末期に低価格モデルとして売られていたことや、生産終了した絶版車となってしまったことで、ワゴンRやムーヴなどと比べるとブランド価値が下がってしまっているので、中古車市場でもかなりお買い得価格になっています。
また、規格変更後二代目まではよく売れていた車なので、台数も多く出回っており、激安中古車も選びやすい状況になっています。
「メーカーや車種にはこだわらないけど、ちょっと広めで格安の軽自動車がいい」という人には、一番おすすめできる車種といってもいいかもしれません。
ライフの激安中古車は在庫も豊富で、2016年1月現在、もっとも安いものでは、1円（2004年式、走行20.7万km）という車両も見つけることができました。
中古車の台数が多く、安い価格帯の在庫も充実しているので、コミコミ30万円以下などの安い車両を探すのも容易です。
安いのに使い勝手や広さも満足できる車ということで、特に低価格車はすぐに売れてしまうケースも多いので、ライフの格安中古車を確実に手に入れたい場合は、下のリンクから常に在庫状況をチェックして、気になる車両があったらすぐに問い合わせや見積もり依頼をしておきましょう。
そうすることで、安くても満足のいく軽自動車を手に入れることができますよ！
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