カーチェック
取材日:2010/2/12

DAIHATSU タントエグゼカスタム

G [外観 外装パーツ インパネ周り シート周り 荷室&試乗レポ]

カスタムRS [外観 外装パーツ インパネ周り シート周り 荷室ほか]

 さて、前ページまでで「タントエグゼ」の特徴を詳しく紹介してきましたので、ここからは上級モデルの「タントエグゼカスタム」について、普通の「タントエグゼ」との違いを中心に紹介していきます。
 ノーマルシリーズとの共通部分やすでに紹介した装備などについては省略して紹介していますので、初めてご覧になる方はノーマルシリーズのページから先にご覧ください。

カスタムのフロント ノーマルシリーズとカスタムシリーズの一番大きな違いは、外観です。
 カスタムシリーズのフロントマスクは、専用デザインのヘッドライトとフォグランプ内蔵の大型エアロバンパーなどによって、上級モデルらしい存在感のあるものとなっています。
 「ムーヴカスタム」や「タントカスタム」と比べると少し大人しい印象ですが、その落ち着いた高級感が、大人のための車であることを予感させます。
 外観はグレードによる違いはほとんどなく、ドアミラーとアルミホイールの違いくらいなので、どのグレードを選んでもこの精悍な顔つきが手に入ります。

カスタムのフロントサイド 写真の車は最上級グレードの「カスタムRS」です。
 ボディカラーは全8色で、ノーマルシリーズのゴールドにに代えてクリムゾンブラッククリスタルマイカという専用色が用意されています。
 この専用色は、一見ブラックに見えますが、光が当たるといろいろな色に変化する特殊な塗装で、写真の車もクリムゾンブラッククリスタルマイカです。
 写真では普通のブラックに見えてしまうかもしれませんが、天気の良い日などは色の変化を楽しむことができ、ドアの特徴的なプレスラインも際立ちます。

カスタムのサイド ボディサイズはノーマルシリーズと同じですが、フロントエアロバンパーとサイドストーンガードなどのエアロパーツによって、サイドビューはひと回り大きく立派に見えます。
 グレード構成は、2WD車が、ターボエンジン搭載の「RS」、充実装備の「G」、廉価グレードの「X」という3種類で、4WD車が、ターボエンジンの「RS」とNAエンジンの「S」の2種類。
 NAエンジン車に関しては、同じ装備内容で2WD車と4WD車を自由に選択するということができず、どういう意図なのかわかりませんが、これはちょっと不便だと思います。

カスタムのリヤサイド リヤ周りは、ルーフスポイラーやメッキガーニッシュなどの採用によってノーマルシリーズよりも存在感は増しているものの、バンパーがエアロバンパーではなくノーマルシリーズと同じデザインになっているため、比較的おとなしい印象です。
 ダイハツは主力車種に関してはノーマルシリーズとカスタムシリーズの2本立てが定番になっていますが、この車はその差別化があまり大きくないのが特徴で、カスタムシリーズといえども大人っぽさを失わないように控えめなドレスアップに終始しています。

カスタムのリヤ これといった特徴のないリヤビューは、誰にでも受け入れられやすいデザインですが、上級グレードでは157万円もする高級軽自動車にしては、ちょっと物足りない感じですよね。
 フロントの高級感から考えると、リヤ周りは寂しく感じてしまいます。
 リヤワイパーは、全車リバース連動タイプが標準装備となっています。

 次は、外装パーツをもう少し細かく見ていきます。

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