2018年8月の軽自動車販売ランキング(軽四輪車通称名別新車販確報)が一般社団法人 全国軽自動車協会連合会から発表されました。
一般社団法人 全国軽自動車協会連合会の軽四輪車通称名別新車販売確報によれば、2018年8月の軽自動車販売ランキングは次のようになっています。
※このランキングは、通称名別なので、複数の車種が合算されている場合があります(例:ミラトコット、ミライース⇒ミラに合算)
8月のランキングは、前回からあまり変動がありませんでした。
前回20年ぶりのフルモデルチェンジでトップ10入りを果たしたジムニーは今回は14位となり、N-WGNが10位に戻っています。
ジムニーは人気が集中しすぎて納期が長くなっている影響もあると思いますが、さすがに2ドアで後席も窮屈なので常にトップ10入りするような車ではありませんから、こうなることは想定内です。
その他は、タントとミラの順位が入れ替わっただけという結果に。
これを見ると、ミラトコットの新車効果も少し落ち着いたといったところでしょうか。
順位だけ見るとあまり変化がないのですが、実は販売台数を見ると大きな変化があります。
絶対王者のN-BOXの販売台数が前回より4000台以上も減っているのです。
それに対して2位のスペーシアは1000台ほどしか減っていないので、その差が前回の8000台から一気に4500台近くまで縮まっています。
まだ大きな開きがあるものの、ここまで差が急激に縮まったのはそれぞれが新型になってから初めてではないでしょうか。
これにはおそらく商用版N-BOXと言えるN-VANの登場が影響しているのではないかと思われます。
N-BOXはあまりにも多すぎるから今ならN-VANのほうが目立てるかなとか、N-BOXを検討していたけどN-VANのほうがニーズに合っていたとか、そういったユーザーが多かったのではないかと思います。
このランキングは乗用車のみのランキングなのでN-VANは対象外で、結果的にN-BOXの販売台数が大幅減になったように見えますが、ホンダの軽の人気にかげりが出始めたということではないでしょう。
おそらくN-VANの人気が落ち着けば再びN-BOXとスペーシアの差は開いてくると思います。
あとは、次期タントがいつ登場するかですね。