2017年12月の軽自動車販売ランキング(軽四輪車通称名別新車販売速報)が一般社団法人 全国軽自動車協会連合会から発表されました。
一般社団法人 全国軽自動車協会連合会の軽四輪車通称名別新車販売速報によれば、2017年12月の軽自動車販売ランキングは次のようになっています。
※このランキングは、通称名別なので、複数の車種が合算されている場合があります(例:ミラ、ミライース、ミラココア⇒ミラに合算)
2017年最後の月は、ランキングがかなり変動しました。
1位は言うまでもなくN-BOXで、さすがに2カ月連続の2万台超えとはならなかったものの、18000台以上でダントツの販売台数。
当面1位の座を明け渡すことはなさそうです。
2位のムーヴも、1万台超えで前回と同じ順位をキープ。
1位と2位は今後も安定といった感じです。
しかし、3位以下は新型スペーシアの登場によりかなり変動が大きくなっています。
デイズが、諸々の影響が一段落して5位から3位へ浮上。
そして4位に、モデルチェンジしたスペーシアがランクインしています。
前回の7位からのジャンプアップで、モデルチェンジ効果としてはまずますといったところ。
本来なら2位くらいまで浮上したかったところでしょうけど、発売が月半ばだったので、1月のランキングでどこまで順位を上げられるかが勝負になりそうです。
5位のタントは、スペーシアのモデルチェンジの影響を直接受けてしまった形で、前回から1ランクダウンしています。
しかし、スペーシアとの差はわずか16台と僅差。
実は新型スペーシアの影響を一番受けたのはワゴンRで、前回3位まで浮上していたのに、今回は6位まで下がってしまいました。
スペーシアに客が流れてしまうのは仕方ないにしても、自社の主力車種が一番影響を受けてしまったというのはちょっと皮肉な結果ですね。
ミラは前回の6位から7位へ、9位にはN-WGN、10位にはハスラーとなっていて、スズキが全体的に順位を下げる結果になっています。
ハスラーは11位のキャストとの差が縮まってきていて、トップ10から脱落してしまう可能性も出てきました。
ハスラーのワイド版ともいえる普通車のクロスビーの登場が、むしろハスラーの人気を下げてしまっている可能性もありますね。
ということで、2017年最後の月はなかなか興味深い結果となりました。
1月は、スペーシアの順位がどこまで上がるかと、トップ10の顔ぶれが久々に変わることになるのか、そこに注目です。