2015年9月の軽自動車販売実績で、デイズシリーズが2位を獲得し、軽自動車の販売が絶好調の日産ですが、その日産の軽自動車は、実は他メーカーが作ったものを販売しているだけであり、自社生産しているわけではありません。
独創性のあるデザインでヒット車種を次々に生み出す日産が、軽自動車を自社開発していないのはとても残念なことですが、以前から日産が軽自動車を独自に自社開発する噂があり、私自身も楽しみにしていました。
その噂が、ついに現実のものとなりそうな情報が東京モーターショーの出品情報にありました。
東京モーターショーの出品車両である『テアトロ』と名づけられたコンセプトカーは、観音開きドアが特徴の軽自動車サイズの電気自動車で、市販車としてデビューするには現実味が薄すぎます。
しかし、軽自動車サイズのコンセプトカーを日産が発表するということに意味があり、そのデザインはきっと市販車に反映され、近い将来、日産独自の自社生産軽自動車が発売されることになるでしょうこれまでどおり三菱との共同開発で三菱が生産を受け持ちます。
ボクシーでありながらルーフの高さを抑えたスタイルは、このまま発売されればN-BOXスラッシュのライバルとなりそうです。
日産が軽自動車にどこまで本気を出してくるのか、非常に楽しみですね。
日産の東京モーターショー2015の出品概要はこちら
http://www.nissan.co.jp/MS/TOKYO2015/
(追記)
2015年10月16日に、三菱から『次期型の軽自動車も日産と共同開発し、三菱の工場で生産することに合意した』と発表がありました。
残念ながら日産の独自生産の話は無くなったようですが、これまで以上に日産が開発に積極的に関わるようになるらしく、軽規格の電気自動車についても開発を続けるようです。
軽の電気自動車であるi-MiEVの次期型は、日産版も発売されることになりそうですね。