東京モーターショーのトヨタの出品車両に、コンパクトFRスポーツカーのコンセプトカーがあることが判明しました。
「S-FR」と名付けられたこのコンセプトカーは、サイズ的には、ちょうどマツダロードスターと同じくらいで、4人乗りのクーペボディとなっています。
FRスポーツカーらしくロングノーズでスタイリッシュなボディで、エンジンはフロントミッドシップにレイアウト。
今のところ市販の予定はなくただのコンセプトカーという扱いですが、市販を前提とした車のように見えます。
もし市販されるとしても、「やっぱりお高いんでしょ?」と思ってしまいますが、この車は高価なスポーツカーではなく、気軽にFRの走りを楽しめるエントリーカーという位置づけとのこと。
インテリアもシンプルでサイズも小さいので、価格は意外と安くなるかもしれません。
トヨタには86というFRスポーツカーがあるので、その下に位置することになるS-FRは、恐らく200万円を切る価格で発売されるはずです。
圧倒的なパワーを追求するのではなく、FRの運転の気持ちよさを気軽に味わう車であり、オープンボディではないものの初代ロードスターに近いような車になると予想されます。
トヨタからは、ずっと昔にサイノスというコンパクトクーペが販売されていましたが、ちょうどそれと同じような位置づけになるのではないでしょうか。
サイノスはFFのスペシャリティクーペでしたが、S-FRはもっと走りを意識したFR車で、性格は異なるものの、位置づけは近いものがあります。
価格的には軽自動車のコペンやS660もライバルとなりそうで、ある程度実用性も確保できるという点でアドバンテージがあるので、発売されれば注目度は高いでしょう。
トヨタの東京モーターショー2015の出品概要はこちら
http://www.toyota.co.jp/jpn/events/motorshow/2015-tokyo/