軽自動車の燃費は、40km/l台も目前というところまで来ていて、ハイブリッドカーと同等レベルにまでなってきています。
平成10年の軽自動車規格変更からボディサイズもエンジン排気量もずっと変わっていないのに、ここまで燃費を向上できるなんて、本当に軽自動車メーカーの技術力には驚きます。
しかし、燃費が飛躍的に向上している一方で、満タンにして次の給油までに走れる距離(=満タン時航続可能距離)は、意外に伸びていないことにお気づきでしょうか。
燃費の向上には軽量化が不可欠ですが、そのために燃料タンクも近年の軽自動車は小型化されていて、以前は40Lくらいの車種も多かったのですが、今では30L以下の車種も珍しくありません。
燃料タンクが小さくなれば、満タンにしても走れる距離は短くなるわけで、燃費が良くなったからといってガソリンスタンドで給油する手間が減るというわけでもないのが実情です。
燃費が良くなって燃料代が安くなるのはもちろん良いことですが、航続距離が長くなって給油の回数が減ることに魅力を感じて低燃費車を買う人もいるでしょう。
そこで、今回は軽自動車全車種の満タン時航続可能距離をランキング形式で一覧にしてみました。
これを見れば、どの車が給油の回数が少なくて済むのか一目瞭然です。
なお、この数値は、カタログ燃費×燃料タンク容量で求めた数値なので、実際に走れる距離はこの6~8割程度になると思ってください。
実際の燃費は、車種や走り方などによってカタログ値とかなり差が出てきますので、あくまで目安として比較してください。