DAIHATSU ソニカ
[外観 外装パーツ インパネ周り インパネ周り&収納 シート周り 荷室&試乗レポ]
「RSリミテッド」には、MOMO製本革ステアリングホイールが装備されますが、驚くことに、エアコンやオーディオなどの操作までできるリモコンスイッチを、軽で初めて標準装備しています。 ハンドルから手を離さずに操作できるリモコンスイッチは、プレミアム感や便利さといった面だけでなく、安全面でも有効な装備です。 これらのスイッチは夜間イルミネーションも完備していて、パワーウインドウスイッチや自発光メーターなどのイルミネーションに囲まれたコクピットは、夜間のドライブの雰囲気を盛り上げてくれます。 グリップも太く、ステアリングを握るだけでもプレミアム感があります。 パワーステアリングは電動式でやや軽めですが、走行時にはしっかりした感触で直進性も良いです。 なお、「RS」以下のグレードではウレタンステアリングとなりますが、メッキオーナメント付きの3本スポークタイプなので、こちらもスポーティな雰囲気は味わえます。
助手席側の収納は、セダンタイプにしては非常に充実しています。 アッパーボックスとグローブボックスはどちらも大容量。 そして、夜間のシンボル照明付きのカップホルダーは、プッシュするとゆっくり前に出てきて質感が高く、また、エアコンの風を当てて保冷・保温ができるようにもなっているなど、使い勝手も優れています。 グローブボックスの開き方にもこだわっていて、ゆっくり開く様子は非常に上質です。 ただ、開き方がかなりゆっくりなので、急いでいるときは「イラッ」とするかもしれません(たぶん、使っているうちにちょうどよくなると思いますが・・・)。 エアコンの吹き出し口は、ぴったり閉じることができます。 これってけっこう重要なポイントで、軽は今のところ左右独立で温度調整できるエアコンが採用されていないので、ドライバーと助手席の人で体感温度に差がある場合に調整が難しいのです。 しかし、この車のようにぴったり閉じることができれば、ある程度左右の温度差をつけることができ、快適性が増します。 ロングドライブへの対応という点も、しっかり考えられているのですね。
ドライバー側にもカップホルダーがあり、こちらも使いやすい位置です。 ダイハツは車種ごとにカップホルダーの位置や格納方法に工夫をしており、このカップホルダーもまた新しいタイプのもので、この熱心さには感心させられます。 セダンタイプは一般的に収納スペースが限られるのですが、この車はそういった制約をまったく感じないほどよくできていると思います。 フタの開き方や収納時の収まり方などにまでこだわりながら、しっかりとした実用性もまじめに考えてあるのがすばらしいですね。
2名分のカップホルダーをインパネに装備していながら、さらに足元にも2名分のカップホルダーを用意しています。 そこまで使う機会があるかどうかはわかりませんが、例えば、2人で別々の飲み物を飲むときはインパネを使い、2人で1つの飲み物を分け合うときは足元を使うといった使い分けはできそうですね。 なにより、収納は多いに越したことはありません。 また、カップホルダーの奥にはCDや小物も置けるポケットまで用意されており、全高の低い車とは思えないほど充実した収納となっています。 「背の低い車は狭くて不便」という一般論は、この車には通用しないようです。 ダイハツは、こういったスペース効率の追求が非常にうまいメーカーだと思います。
次は、シート周りを中心にチェックしてみましょう。
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