SUBARU R2
[外観デザイン 外装パーツ インパネ周り 収納 シート周り 荷室&試乗レポ]
助手席用のカップホルダーは、プッシュオープン式ですっきりと収まっています。 デザインは言うことなしですね。 ただ、スパッと出てきてくれるわけではないので、手でアシストしてあげなければいけません。 位置が低く、狭い室内では少々邪魔に思える気もしましたが、自然に手の届く位置に設置してあるのは良いですね。 収納時のデザインは非常にすっきりしていますが、使い勝手という部分ではもう少し改善の余地があるように思います。 また、運転席側にも同様にカップホルダーが用意されていますが、こちらは引き出し式。 これだけ質の高い落ち着いたインテリアなら、操作感にも気を配って欲しかったと思うのは贅沢なのでしょうか。
使い勝手の点ではあまり良くない点ばかり挙げてしまった気がしますが、このインパネシャワーライトには感心しました。 インパネポケットの上部に見える小さな穴から、カップホルダーやポケット内をやさしく照らしてくれるのです。 これは夜間には非常に便利ですし、間接照明の独特な落ち着きも味わえます。 もちろん、ON/OFFスイッチも付いていますので、状況に合わせて使えます。 あとでも触れますが、この車は照明にはなかなかこだわりを持っています。 照明というのは、インテリアの雰囲気や夜間の利便性を大きく左右する部分でもあるので、雰囲気を大切にするこの車には、照明の工夫というものは欠かせないと考えたのでしょう。
この車は収納スペースが限られているため、こんな部分にも収納スペースを設けています。 パーキングブレーキがサイドレバー式なので、その後ろのデッドスペースをカップホルダーにしています。 そして、このスペースは後席用のカップホルダーとしてだけではなく、手帳などを一時的に置いておく場所としても使えます。 2つのホルダーが完全に独立せず、中央部分がつながっているのがポイント。 これなら、CDを数枚立てて収納しておくことも可能だと思います。
先ほど少し触れた照明へのこだわりがこれです。 なんと、運転席だけでなく助手席まで照明付きバニティミラーを採用しているのです。 両席に照明が付いているというだけでも珍しいのですが、眩しくならないように天井に照明がビルトインされているのです。 バニティミラーの照明というと、ミラーの脇に付いているのが一般的で、照明が眩しすぎて鏡が見えにくいということがあります。 しかし、この車は天井から照らすのでそういった心配がなく、なおかつ、レンズが若干スモークになっているので光が柔らかいのです。 また、この位置ならマップランプ代わりに使うことも可能です。 使い勝手もよく考えられていますし、サンバイザーに内蔵されたスイッチにより、フタを開けると天井の明かりが付く様子は、なんとも高級感があります。 ルームランプもスモークタイプできれいに天井にビルトインされていますし、明るい天井はとにかく見ていて気持ちが良いですね。 アシストグリップは回転収納式で邪魔にならないように工夫されていますが、なぜか後席には用意されていません。 やはり2人で乗る車なんでしょうか。
気になる居住性も確かめてみましょう。
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