カーチェック

DAIHATSU アトレーワゴン

[外観デザイン 外装パーツ インパネ周り シート周り 荷室 カスタム エアロダウン]

エアロダウンビレットターボのフロント(M/C前) こちらが3つ目の顔「エアロダウンビレットターボ」です。
 その名のとおり、メッキ処理されたビレットグリルを全面に装備していますが、よく見るとヘッドライトやボンネットなどは「カスタムターボ」と同じです。
 しかし、バンパーは専用品を使っており、他のグレードとは表情がかなり違います。
 ややワルッぽい雰囲気もあり、軽1BOXにしては珍しく若い人向けというイメージがあります。
 フォグランプも標準装備となります。
 写真の車はマイナーチェンジ前のものですが、基本的に外観はマイナーチェンジ後と変わりません。
 なお、ボンネットのステッカーはオプションです。
 標準で3種類の顔を持つ軽1BOXはこのアトレーワゴンだけで、それだけスタイルに対するこだわりの強い車といえます。

エアロダウンビレットターボのリア(M/C前) リアビューは、「カスタムターボ」とほぼ同じとなりますが、バンパーがビレットタイプになっています。
 また、ナンバーの上のメッキガーニッシュは、よく見ると少し大型になっています。(ツーリングターボも大型を採用)
 アルミホイールはクラス唯一の14インチで、ローダウンサスペンションの採用もあって安定感抜群のフォルムです。
 ロングホイールベースを強調するかのようなシャープなデザインのサイドスポイラーが、さらにスポーティなイメージを与えています。

ウッド調インパネ インパネ周りは、ウッド調で統一されて豪華なイメージ。
 写真のウッドステアリングはオプションになりますが、その他のパネル(シフトノブやパワーウィンドウスイッチ周りなど)はすべて木目で統一されています。
 また、メーターパネルもホワイトとなっていて、ややクラシカルなイメージも漂います。
 こういう雰囲気のインパネは、1BOXとしては非常に珍しいです。
 ちなみに、オーディオは装備されません。
 

専用シート表皮採用のベンチシート こちらも大型アームレスト付きのベンチシートを採用していますが、シート表皮はやや派手めの斬新なデザイン。
 インナードアハンドルもメッキ処理され、非常に豪華な雰囲気です。
 無難になりやすい1BOXのインテリアで、これだけ思いきった雰囲気作りができるのは、チャレンジ精神旺盛なダイハツならではというところでしょう。
 また、この車は走り好きの期待にも応えられるように、大口径スポーツマフラーまでメーカーオプション設定されています。(スライドドアイージークローザー、CD/MDオーディオ+2スピーカーとのセットオプション)
 14インチアルミホイール、ローダウンサスペンション、ベンチレーテッドディスクブレーキ、スポーツマフラーと、走りを楽しむ装備が多数用意されています。
 「便利なだけじゃつまらない、走りも楽しみたい」という人にぴったりの車といえそうです。

 注目度の高い車でありながら、展示車がなかったためになかなか紹介できなかったのですが、今回取材してみて、ライバル車たちとはちょっと違う、こだわりの強い車だという感じがしました。
 試乗車がなかったので、走りについて紹介できないのが残念ですが、装備やパッケージングを見ただけでも、十分に期待が持てる車だと思いました。
 せっかくこだわりのある車なのに、ディーラーに実車があまりないために、その良さが十分に広まっていないのではないかという気がして、もったいないように思います。(私の地域だけかもしれませんが・・・)
 ダイハツは、走りや豪華な雰囲気作りにこだわりを持つメーカーですが、アトレーワゴンは、いかにもダイハツらしい「パーソナル1BOXカー」と言える車ではないかと思います。
 「走りと居住性を両立するならトールワゴン」と思っている人でも、一度は見てみる価値がある車ではないでしょうか。


     


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