(2014/2〜) 取材日:2014/2/21
NISSAN デイズルークス(B21A)
(三菱 eKスペース)
[外観 外装パーツ インパネ周り 収納&注目装備 シート周り 荷室ほか]
インパネは、オーディオパネルやエアコンパネルの幅を広くとることで軽自動車らしくない高級感を演出しています。 前方視界の良さによる開放感と、ラウンド形状のインパネによる適度な包まれ感が絶妙で、とても上質な雰囲気です。 この、クラスを超えた上質な雰囲気こそ、デイズシリーズの特徴です。
メーターは自発光式で、質感は特に高いというほどではないですが、タコメーターの内側にディスプレイを配置したユニークなデザインとなっています。 もちろん、平均燃費やアイドリングストップの時間なども表示できますし、葉っぱのマークが点灯してエコドライブ度をお知らせするエコドライブインジケーターも装備されています。
デイズシリーズの特徴となっているのが、このエアコンパネルです。 物理ボタンが存在せず、ピカピカのパネルをタッチするだけのタッチパネル式となっていて、これは他メーカーの軽にはない独特の装備です。 これによって、軽自動車らしくない高級感と、近未来感を味わうことができます。 ディスプレイの表示も大きく、ホワイトでくっきりしていて視認性は良いですが、温度調整などはダイヤル式と比べると少々操作性が悪く感じます。 操作性よりも見た目重視な操作パネルとなっていますが、こういうのもアリですね。
オーディオスペースは、ワイド2DINサイズとなっていて、7型ワイド画面でも横に操作ボタンが配置できるので、操作性の良いナビを装着することができます。 純正オプションのナビには、後席用6.1インチモニターやバックドア開閉スペースの目安がわかるバックカメラなど、ユニークなオプションも接続できるようになっています。 また、通常はバックミラーに小さく表示されるアラウンドビューモニターの映像も、純正オプションナビの大きな画面に表示して見やすくすることができます。 標準ではオーディオレス+2スピーカーとなっていて、上級グレードのみ6スピーカーが装備されます。
この車、助手席に乗ったときにもとても居心地が良いのですが、それは単に広いということだけでなく、インテリアの造形が上質であることも影響していると思います。 例えば、インパネからドアトリムへのつながりも非常にスムーズですし、ドアトリムの厚みなども軽とは思えないボリュームがあります。 軽自動車なのでソフトパッドなどは使っていませんが、それでもその造形が普通車の内装のような雰囲気を醸し出しているのです。 これは後席に座ったときにも感じられることなのですが、それはまた後で紹介します。
こうやって見ると、2リッタークラスのミニバンのように見えませんか? 乗ってしまえば確かに軽のサイズなのですが、このサイズでよくこの上質感を出せたなと感心します。 ただ、デザインに凝りすぎたためか、助手席に座ったときに膝がインパネに当たってちょっと窮屈な感じがありますので、そのへんは実際に助手席に乗る人に確かめてもらったほうがいいかもしれません。 なお、上級グレードのフロントドアガラスには、紫外線を99%カットするスーパーUVカットガラスが採用されていますので、日焼けが気になる人でも安心です。
次は、収納と注目装備を中心に見ていきます。
|