カーチェック
(2014/6〜)
取材日:2014/6/19

DAIHATSU 新型コペン(LA400K)

エクステリア [オープン時 クローズ時 外装パーツ]

インテリア [インパネ 標準とブラック 収納 荷室やエンジン等]

新型コペンのトランクスペース最大時

 コペンは、電動オープンのスポーツカーなのに意外にトランクルームが広いのが特徴で、新型ももちろんそれを受け継いでいます。
 新型は奥のほうがよりフラットになり、容量がアップしていて、実用性がさらに向上しています。
 なお、旧型と同じく、トランクリッドはオートクローザー付です。

新型コペンのトランクルーム

 ルーフを格納する場合は、このように中央のロール仕切りを手前まで出します。
 ルーフオープン時には、中央のロール仕切りの手前部分のみが収納スペースとなりますが、この部分も旧型より奥行きが増して大幅に容量アップしています。
 これはおそらく、尻下がりから水平に変更されたトランクリッドの形状による恩恵でしょう。

新型コペンのルーフ

 ルーフを室内から見たところですが、これだけ見ると旧型とほとんど見分けがつきませんね。
 サンバイザーやルームランプ、左右のルーフロックなどは旧型そのままといった感じなので、乗り換えてもその日から違和感なく使えそうです。

新型コペンのピラーツィーター

 ルーフの周辺で旧型と違うのが、このピラーツィーターです。
 新型では、オープン時でも高音がかき消されることがないように、耳に近い高さにツィーターを標準装備しています。
 音楽好きには嬉しいですね。

新型コペンのKF型3気筒ターボエンジン

 初代コペンは、軽では珍しい4気筒エンジンというのも売りのひとつでしたが、新型コペンは他の車種と同じKF型3気筒ターボエンジンとなっています。
 スペックも特別チューニングされたものではなく、旧型と比べると最大トルクは約2kg・mも細くなっています。
 また、車両重量も20kg程度重くなってますので、スペックだけ見ると走りはずいぶん悪くなっているような印象を受けてしまいます。
 しかし、最大トルクを発揮する回転数を同じエンジンのムーヴなどよりも低めに設定し、旧型で指摘されていた低回転のトルク不足を解消するセッティングになっていますし、特にオートマ車はCVTになったことでより軽快な走りが楽しめるようになっていますので、体感的には走りは格段におもしろくなっているようです。
 剛性感や乗り心地も旧型とは比較にならないほど改善されているそうなので、そこは近いうちに試乗で確かめてみたいと思います。

新型コペンの低燃費を実現するアイドリングストップ装置

 新型コペンは、走りの楽しさが増しただけでなく、快適性や環境性能も格段に良くなっています。
 特にCVT車は、アイドリングストップを採用し、停車時の静寂と25.2km/Lの低燃費を実現しています。
 スポーツカーであっても、エコで快適な乗り物でなければイヤという人も多いでしょう。
 新型コペンは、そういった人にピッタリの車なのです。
 初代よりも格段に進化して快適になった新型コペンは、価格も約180万円からとなっていて、内容から考えれば初代よりも安くなったと思えるほどの価格設定です。
 新型コペンは、まさに環境にもお財布にも優しいスポーツカーなのです。

 いかがでしたか?
 新型コペンは、着せ替えという新しい楽しみ方を提案し、買った後もずっと楽しめる車となっています。
 また、メーカーも、コペンオーナーが集う場所として「コペンサイト」をディーラーに設置したり、様々なイベントを計画するなど、コペンのオーナーであることで毎日が楽しくなるような仕掛けを考えているようです。
 2人乗りですから、実際に買える人は限られているかもしれませんが、もし買える環境にあるなら、ぜひ一度その魅力に触れてみてください。


  

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