(2014/6〜) 取材日:2014/6/19
DAIHATSU 新型コペン(LA400K)
エクステリア [オープン時 クローズ時 外装パーツ]
インテリア [インパネ 標準とブラック 収納 荷室やエンジン等]
新型コペンは、標準でLEDヘッドランプが採用されています。 低消費電力で長寿命、HIDよりも色温度が高く明るく感じるLEDヘッドランプは、量産軽自動車ではムーヴが初採用(厳密には電気自動車のアイミーブが先)していますが、まだまだ軽では珍しい装備です。 それを贅沢にも標準装備としてしまってます。 しかも、ボディの着せ替えに合わせてヘッドライトも別形状のものに取り換え可能という、非常に珍しい車です。
ヘッドランプがLEDというだけでも贅沢ですが、さらにライン発光のLEDイルミネーションまで装備しています。 そして、そのイルミネーションはバンパーにまでおよびます。 最近は軽でもLEDイルミネーションが装備されている車が少なくないですが、ここまで広範囲に発光する車は他にありません。 もちろん、この夜間のイルミネーションも、ボディの着せ替えによって変わります。
リヤコンビランプももちろんLEDタイプ。 軽では珍しい横長タイプというだけでプレミアム感があるのですが、さらにライン発光のテールランプまで装備しています。
こちらが点灯時。 フロントと同じように、ライン発光はバンパーにまでおよび、これは軽では初。 普通車でも夜間にここまで存在感のある車はなかなかありません。
フロントとリヤのイルミネーションは、それぞれこんなふうに見えます。 夜間にこんな車が走っていたらかなりインパクトありますね。 夕暮れ時に走っているのを見た人が、雰囲気はミニレクサスLF−Aって感じだったと言ってましたが、まさにそんな特別な存在感があります。
ドアミラーは、旧型の面影が残っている数少ない個所のひとつです。 ウインカー内蔵タイプではなく、砲弾型のシンプルなデザインです。 ドアミラーは、ボディカラーにかかわらず黒色になります。
ドアハンドルは、質感が大幅にアップしました。 旧型のように専用品ではなく、ムーヴなどと同じパーツを使っているようですが、シルバー塗装されたグリップタイプで、ドアの深いプレスラインに合わせて設置されているため、高級スポーツカーのような雰囲気があります。 なお、キーフリーシステムは全車標準装備で、ここも旧型から大きく進化しています。 できれば鍵穴をドアハンドル内に埋め込んで欲しかったですが・・・。
ワイパーがコンシールドタイプではなく、室内から丸見えなのは旧型からの伝統です。 せっかくのウネウネした三次元曲面のボンネットがワイパーで遮られて運転中に見えないのはちょっと残念。 しかし、ウォッシャーノズルがボンネット上からワイパー付近に移動したことで、ボンネットに水垢が付く心配がなくなったのは嬉しい点です。 また、車速感応式間欠ワイパーが採用されたのも、運転のストレス軽減という点で歓迎です。 軽ではまだ車速感応式でない車も多いですからね。
新型コペンには、ボディタイプごとにサブネームが付きます。 第一弾として発売された今回の車は、Robe(ローブ)という名で、専用のエンブレムが付きます。 Robeとは、「まとう」という意味です。
旧型のマフラーはセンター2本出しでしたが、新型では左右2本出しに変更され、よりスポーツカーらしい雰囲気になりました。 音もかなりこだわってチューニングされていて、けっこう低音が響きます。 ただ、音は良いのですが、テールエンドが下を向いているのがすごく残念です。 せっかく左右2本出しにしたのだから、トヨタ86や日産フェアレディZみたいに大きめのマフラーエンドを見せつけて欲しかったです。 見た目にこだわる人は、マフラーは要交換ですね。 メーカーもそれを見越しているのか、バンパーもちゃんと大口径マフラーが入るようにかなりクリアランスが確保されているようです。
ホイールは、15インチから16インチへサイズアップ。 16インチのホイールは、SUVを除けばムーヴで採用実績があるくらいで、軽ではかなり珍しいです。 タイヤサイズは、165/50R16となり、低いボディに大径ホイールでいかにもスポーツカーという感じです。
次は、インパネ周りを見ていきます。
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