DAIHATSU ミラ
カスタムX [外観 外装パーツ インパネ周り シート周り 荷室その他]
Xリミテッド(S.D.P) [外観 外装パーツ インパネ周り シート周り&荷室&試乗レポ]
前ページまでで基本的な部分は紹介してきましたから、ここからはノーマル系ミラについて、カスタム系との違いなどを中心に紹介していきます。 「ミラ」の特徴や魅力をすべて見たい方は、カスタムシリーズから順番にご覧いただくことをオススメします。
この車は、ノーマル系ミラの中では最上級モデルとなる「Xリミテッド スマートドライブパッケージ」です。 フロントマスクは、カスタム系とはまったく違うデザインで、今までの「ミラ」の面影もなく、どことなくトヨタの人気車である「ヴィッツ」に似た印象です。 同じ車種でありながら、シリーズによってここまで違う車に見えるというのも珍しいですね。 ヘッドライトが大きくなり、立体感のあるデザインになったので、旧型と比べると大幅に車格アップした感じです。 全高はカスタム系と同じ1530mmですが、旧型の「ミラ」と比較すると30mm全高がアップしたことになるので、若干大きくなったような印象はあります。 カスタム系と同じくエアロパーツはオプション設定されておらず、フロント周りではフォグランプがディーラーオプションで設定されているくらいです。
フロントが薄くシャープだった旧型と比べると、重量感が増した感じのデザインです。 ノーマルシリーズはピラーブラックアウトが採用されていないため、太くなったセンターピラーがより強調されており、それも重量感がアップしたように感じる要因の一つでしょう。 なお、よりスタイリッシュな印象を好む人のために、ディーラーオプションでピラーブラックアウトが用意されています。 アンテナは、全車手動伸縮式のピラーアンテナとなります。 グレードによる外観の差はほとんどありませんが、下位グレードではフロントグリルのメッキモールが省略されたり、ドアミラーがブラックになるなど多少の差別化は図られています。
ボディカラーが白でタイヤサイズも小さいので、少し商用車っぽい感じにも見えますが、明るい色だとボディサイドの複雑なプレスラインが目立ち、これはこれで存在感がありますね。 カスタム系と違いサイドストーンガードが装備されていないので、やや腰高な感じはありますが、フロントエンジン車最長となる2490mmのロングホイールベースによって、他社の軽セダンと比べると伸びやかさがあります。 グレード構成は、アイドリングストップシステムや自発光メーターなどの先進装備を採用した「Xリミテッド スマートドライブパッケージ」、快適装備を満載した「Xリミテッド」、フロアシフトの量販グレード「X」、廉価グレードの「L」という4種類で、エンジンは全グレード共通となりますが、ミッションは、5MT、3AT、4AT、CVTと、豊富に用意されています。
リヤ周りも、旧型より大幅に質感がアップしています。 直線的でシンプルだった旧型と比べると、バックドアやリアコンビランプの形状などがずいぶん凝ったデザインになりました。 質感の高いデザインをより強調できるように、ボディカラーも一新されています。 まず、旧型には無かったパールホワイトが設定されたほか、ライムグリーンやアイボリーなどの明るく柔らかな色も用意されています。 また、ライトローズやシャンパンゴールドといった旧型から受け継ぐ色も、色合いが変更されて新色となっているなど、ボディカラーにはかなりこだわりがあるようです。 ベーシックセダンとしての役目を「エッセ」に譲ったことで、新型「ミラ」はもっと所有する喜びを感じられる車へと進化していて、軽自動車のスタンダードとしての地位を確立しようとしているようです。
カスタム系のページでも触れましたが、リヤ周りで一番変わったのは、バックドアハンドルが新設されたことです。 これによってキーシリンダーも廃止され、使い勝手も質感も大幅に向上しました。 旧型ではリヤコンビランプやバックドアなどそれぞれのパーツに大きな段差がありましたが、新型ではそれぞれのパーツが滑らかにつながっているので、非常に高品質な感じがします。 商用車の「ミラバン」は少し遅れてのモデルチェンジとなるようですが、新型がこのままのデザインで登場するのなら、商用車特有の安っぽさがないですね。 なお、スモークガラスは「L」以外に標準装備となりますが、リヤワイパーは4WD車や寒冷地仕様車でなければ装備されません。
次は、外装パーツをもう少し詳しく見てみましょう。
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