(2002/12〜2006/11モデル) 取材日:2002/12/20
DAIHATSU ミラ アヴィ
[(アヴィ)外観デザイン 外装パーツ インパネ周り シート周り 荷室及び試乗レポ]
[(ミラ)外観デザイン 外装パーツ及びインパネ周り インテリア及びエンジン]
ダイハツのベーシックセダンであるミラが、フルモデルチェンジし、大きく変身して登場しました。 先に登場したムーヴ同様、今までの軽の常識を超えた質感と装備が特徴です。 ダイハツが考えるこれからの軽が、どれほどレベルの高いものなのかをしっかりと感じ取ることができます。 早速チェックしてみましょう。
写真の車は、「ミラ アヴィ R」というグレードです。 どうですか?この堂々とした顔つき。 大きなメッキグリルと目を見開いたように見える縦長のヘッドライトが目を引きます。 私はこの顔つきからトヨタの高級車「セルシオ」を連想してしまいました。(ちょっと似てませんか?) バンパーのワイドな開口部と高い位置に設定されたボンネットも迫力を出しています。 実際に前に立ってみると、ボンネットの高さはムーヴとあまり変わらず、ムーヴの屋根だけを押しつぶしたような印象です。 フロントウィンドウは旧型とは対照的にかなり傾斜していて、スポーティな印象を受けます。 この車はターボエンジンを積んでいますが、ボンネットのエアインテークはなく、グリルの隙間からインタークーラーへ空気を導くようになっています。 もう、これが当たり前になりつつありますね。
斜めから見ると躍動感のあるシャープなデザインが際立ちます。 ワンモーションフォルムというわけではないですが、フロントウィンドウの傾斜がかなりきついのがわかると思います。 全体的なイメージは同じダイハツの「MAX」によく似ていますが、「MAX」よりもボンネットの位置が高いので、こちらのほうが迫力があるように見えます。 全高が旧型より10cm以上も高くなったことで、全長・全幅は変わっていないのにずいぶん大きくなった印象を受けます。 アヴィには「L」「X」「R」「RS」の4つのグレードがあり、エンジンと装備によって分けられていますが、基本的な外観はすべて同じです。 最も安い「L」なら、4ATで94万円からこの立派なボディが手に入ります。 なかなかの価格設定ですね。
ボンネットを極限まで短くし、フロントウィンドウを傾斜させたフォルムは旧型のタウンキュービックフォルムとは正反対。 旧型は視覚的に広さを演出していましたが、新型は絶対的な広さを求めているというのが、この形からよくわかりますね。 ホイールベース(前輪と後輪との距離)も2390mmと旧型より3cm長くなっており、これも室内の拡大に貢献しています。 スモークガラスとアルミホイールは「X」以上に標準装備となります。 余計な飾りがなく、非常にスッキリとしたサイドビューですね。
見てください、この安定感と高級感。 まったく軽に見えませんね。 若干好き嫌いが分かれそうなフロントに対して、リアは誰が見てもカッコイイと思えるような品の良いデザインになっています。 ボディカラーは全部で9色あり、最近人気の高い淡いパール色なども用意されています。 しかし、この車は久々にパールホワイトがよく似合う車だと思いました。 このスタイル、今までのセダンタイプとはまったく違いますね。
リアビューは、なんといっても縦長のリアコンビランプとその上部を結ぶガーニッシュ(飾りの部品のこと)が特徴です。 ワイパーのすっきりとしたデザインも手伝って、非常に高品位なリアビューとなっています。 アヴィはリフレクター(反射板)を別に設置してちょっとしたアクセントにしています。 リアウィンドウの下に少し段差を作って無表情になりがちなリアビューに表情をつけているのがおもしろいですね。 セダンタイプなので、テールゲートハンドルはなく、室内のレバーでテールゲートを開けます。 後ろに立ってみると、かなり幅広に見えます。 背の高い車に見慣れてきたせいでしょうか、とても斬新でかっこよく見えました。
様々な色やグレードのミラが見られるプチギャラリーを用意しました。 画像をクリックすると別ウィンドウで大きな画像が見られます。 |
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アヴィR パールホワイトT |
アヴィL ブラックマイカ |
アヴィRS カーディナル レッドマイカメタリック |
アヴィRS ラベンダー メタリックオパール |
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L マジョリカブルー マイカメタリック |
L ホワイト |
X ブリティッシュ グリーンマイカ |
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それでは、外装パーツを細かくチェックしていきましょう。
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