DAIHATSU ミラ アヴィ
[(アヴィ)外観デザイン 外装パーツ インパネ周り シート周り 荷室及び試乗レポ]
[(ミラ)外観デザイン 外装パーツ及びインパネ周り インテリア及びエンジン]
これは「R」のインパネですが、この高級感には正直驚きます。 「RS」の場合はさらにMOMO製ウッドステアリングが装備され、気分はもう完全に高級車です。 オーディオはCD/MDプレーヤー(またはCD/カセット)+2スピーカーで、音はあまり期待できそうにありません。(RSの4スピーカーオーディオでラジオを試聴してみましたが、低音の迫力はあるものの、高音域のクリアさに欠けました) しかし、驚くことにオーディオスペースにはオプションでマルチインフォメーションDVDナビシステムを埋め込むことが可能なのです。 タッチパネル採用のワイド画面には、エアコンやオーディオの操作画面だけでなく、見通しの悪い交差点などで左右の状況を映し出すことも可能!(ブラインドコーナーモニター装着車の場合)。 そしてさらに、カーテンシールドエアバッグを装備した6エアバッグまで設定しています。 つい2ヶ月前にムーヴに採用されて驚いたばかりなのに、まさかミラにまで採用されるとは驚きました。 軽のベーシックモデルであるはずのミラがいまや高級車と同等の装備を身に着けるまでになってしまいました。 車格に関係なく、必要な装備を選べるというのはうれしいことですね。
メーターはムーヴと同じくメッキリング採用の大型2眼メーター。 立体感のあるデザインで、質感、見やすさとも非常に良いです。 ブラックの盤面にレッドの指針はシンプルながらスポーティな印象です。 トリップメーターなどの液晶表示部には、「HELLO HAPPY」や「GOODBY SEE YOU」などの文字が場面に応じて流れます。 これは最近の軽では当たり前になりつつある装備なのですが、近い将来、車とコミニュケーションをとる時代が本当に来るのかなという気持ちにさせてくれる演出ですね。 ちなみに、NAエンジンのグレードにはタコメーターはつきません。
センターパネルはキレイな面処理が施され、オーディオやエアコンスイッチ、灰皿に至るまでその一体感は完璧。 非常に幅広なセンターパネルを強調するかのように両端に木目調パネルを配しているのはさすがです。 94万円の「L」でも、メーターパネル以外はほぼこのままの質感というのも驚きです。 エアコン操作部の下に大きな収納ボックスを装備するため、中央のエアコンのルーバーはダッシュボード上に配置されています。 ルーバーのつまみにメッキモールをつけているところなんて、本当に細かいです。 収納ボックスは容量が大きく、収納スペースが限られているセダンタイプにとっては非常にありがたい装備です。 夜間の照明は赤に近いオレンジ色で、「走る気分」を盛り上げてくれます。
助手席に座った人も、その上質感を存分に味わえます。 助手席エアバッグは継ぎ目のないシームレスタイプを採用していて、キレイな眺めが楽しめます。 エアコンのルーバーは形も上品ですし、メッキモール付きで高級感抜群です。 また、「RS」にはスピーカーにもメッキリングがつきますから、さらに高級感が増します。 実は、運転席の人よりも助手席の人のほうがインパネをじっくり眺めることができるので、助手席からの眺めというのはけっこう重要なのです。 夜には、パワーウィンドウスイッチの照明が「高級車」気分を演出します。 ただし、そのパワーウィンドウスイッチの操作感には少々難ありです。 おそらく、軽トップの1300mmという室内幅を確保するためにあえて壁面に取り付けたのだと思いますが、これはちょっと操作しにくいですね。
センターコンソール部はやや旧型の面影を残しています。 カップホルダーはシフトレバーの後ろに位置し、使うには少し前かがみになる必要があります。 シフトパネルの質感ももう少しどうにかなったのではないかという気がします。 しかし、シフトレバーにメッキモールを施すことで全体的な質感は向上しています。 また、収納ボックスの手前に小さなトレーを新設することで、使い勝手も向上させています。 カップホルダーは4人分が用意され、一つはフロントシート間に収納できるようになっています。 しかし、もう一つの後席用カップホルダーはやや位置が前過ぎて、アームレストの下に位置してしまうので、やや使いにくそうです。 スペースに余裕のないセダンでよく工夫されていると思いますが、もう一歩がんばって欲しかったという気もしないでもないですね。
次はシートなどを見ていきましょう。
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