2017年5月の軽自動車販売ランキング(軽四輪車通称名別新車販売速報)が一般社団法人 全国軽自動車協会連合会から発表されました。
一般社団法人 全国軽自動車協会連合会の軽四輪車通称名別新車販売速報によれば、2017年5月の軽自動車販売ランキングは次のようになっています。
※このランキングは、通称名別なので、複数の車種が合算されている場合があります(例:ミラ、ミライース、ミラココア⇒ミラに合算)
1位は、モデルチェンジが迫っているにもかかわらず相変わらず売れ続けているN-BOXですが、2位以下は大きく順位が入れ替わっています。
フルモデルチェンジしたミライースの効果で、ミラが2位にジャンプアップしたほか、マイナーチェンジして積極的に販売攻勢をかけているデイズが4位に浮上しました。
これらの影響を受けたのがタントとワゴンRで、それぞれ前回より2つ順位を落としています。
タントは、昨年はほとんどN-BOXに次ぐ2位をキープしていたのですが、ついに5位まで順位を下げてしまい、人気に陰りが見えます。
また、今年フルモデルチェンジしたばかりのワゴンRが6位というのも深刻な状況といえます。
4月のランキングで、ミラがワゴンRを抜くかもというお話をしましたが、それが現実になってしまった形です。
これにより、トップ5にスズキの車が1車種もが入らないという事態になっており、ずっと人気だったハスラーもついに10位にまで転落しています。
スズキのこの状況を打開するには、ジムニーのフルモデルチェンジしかないと私は思うのですが・・・
いはま空前のコンパクトSUVブームになっているので、ここで最小SUVとしてスタイリッシュなデザインの新型ジムニーを発売すればかなり注目されますし、それによって他車種にも波及効果があるはずです。
ダイハツがコペン、ホンダがS660と、イメージリーダー的な軽自動車を相次いで発売してイメージアップに成功していますから、スズキもそういった目玉となる車種の開発が必要でしょう。
5月末に、ホンダがついに次期N-BOXの情報を公開しましたので、これにより現行型の買い控えがおこる可能性があり、もしかするとN-BOXが他車種に1位の座を譲ることもあるかもしれません。
6月のランキングは、そのあたりも見どころになりそうですね。