軽乗用車の中で唯一のEV(電気自動車)だった三菱のアイミーブが、姿を消してしまいました。
といっても、アイミーブ自体がなくなったわけではなく、ボディサイズの変更により軽自動車でなくなってしまったのです。
4月19日の一部改良で前後バンパーの形状を変更し、それによって軽自動車の枠をはみ出してしまったため、軽自動車ではなく白ナンバーの普通車(登録車)となったわけです。
EVの場合、エンジン車と違い排気量という概念がないので、基本的にボディサイズのみで軽自動車か否かが決まってしまいます。
なぜこのような改良をしたのかという点は、法改正など大人の事情が絡んでいるようですが、残念なのはこれによって軽乗用車で唯一のEVが姿を消してしまったということ。
確かに軽自動車としては高額な車でしたが、現在量産されている電気自動車の中では維持費が格段に安く済むというメリットもある車だったので、今回の改良は残念。
軽自動車の中には、モーターのみのクリープ走行ができるハイブリッドシステムを採用した車もありますが、アイミーブのピュアEVとはまったくの別物。
EVの普及に積極的な日産が軽自動車のEVを計画中という話もあったりしますが、当面は軽乗用車のEVは存在しない状況が続きます。
軽乗用車の中でひとつ選択肢が減ってしまったという点では、ちょっと残念なニュースでした。