ホンダが、人気のスーパーハイトワゴン「N-BOX」をフルモデルチェンジしました。
二代目となる新型N-BOXは、軽自動車に見えないボクシーなスタイルはそのままで、外観からはあまり変わっていないように見えますが、中身は他を圧倒する進化を遂げています。
他社にはない驚きの装備の例を挙げると・・・
- フルLEDヘッドライト(全車)
- 流れるウインカー(カスタム)
- ハンズフリースライドドア(足をかざすとスライドドアがオープン)(DOP)
- 運転席・助手席独立センターアームレスト
- 標識認識機能表示
- タイヤ角度モニター表示
- ステアリング制御(車線維持支援)
- アダプティブクルーズコントロール
など、完全に軽自動車のレベルではない装備が満載されています。
さらに、ベンチシート仕様とスーパースライドシート仕様が選べるようになっていて、スーパースライドシート仕様は、助手席が57cmもスライドし、軽自動車では難しい前後へのウォークスルーを可能にしたほか、軽自動車では珍しく助手席にもアームレストを設置し、足を伸ばしてリラックスできる広大な助手席空間も実現しています。
この極上の助手席は、他の軽自動車では味わえません!
室内の高級感もさらに高まり、シートの質感も普通車レベルで、カラー液晶のマルチインフォメーションディスプレイや8インチナビなどによって、軽自動車に乗っていることを忘れてしまう高級感が味わえます。
N-BOXは、ずっと販売ランキングでダントツの1位を継続している超人気車ですが、細かく見てみると、安全装備や燃費などの面では他社の軽自動車よりも遅れている面がありました。
そこで新型N-BOXでは、普通車に展開している予防安全システム「ホンダセンシング」を軽自動車に初めて搭載し、自動ブレーキや誤発進抑制システムなどはもちろんのこと、アダプティブクルーズコントロール、車線維持支援システム、歩行者事故低減ステアリング、標識認識機能など、先進の安全装備を全車に標準装備しました。
これは、自動運転の区分ではレベル2に相当し、軽自動車ではもちろん初ですし、普通車でもまだそれほど普及しているものではありません。
さらに、不満が多かった燃費についても、多くの装備を追加しながら重量を80kgも軽量化することで、旧型の25.6km/Lから27.0km/Lへ改善し、走りも軽快になっています。
ボディカラーも、ノーマルモデルが14色、カスタムモデルが12色と豊富で、どちらも2トーンカラーが豊富に用意されています。
価格は、ノーマルモデルが138万円から、カスタムモデルが169円からとなっていて、先進安全装備や数々の高級装備が新たに採用されていることを考えれば、旧型からほぼ据え置きの価格です。
もともと定評のあった広大な室内空間と軽自動車には見えない豪華さに加えて、安全装備や使い勝手などすべてにおいて隙のない車へと進化した新型N-BOXは、今後も当面販売台数1位をキープすることになりそうです。