2016年6月の軽自動車販売ランキングが発表されました。
一般社団法人 全国軽自動車協会連合会の軽四輪車通称名別新車販売速報によれば、2016年6月の軽自動車販売ランキングは次のようになっています。
※このランキングは、通称名別なので、複数の車種が合算されている場合があります(例:ミラ、ミライース、ミラココア⇒ミラに合算)
2016年5月からのランキングで大きく動いたのが3位に入ったN-WGNで、前回の6位からジャンプアップしています。
これは、6月に行った一部改良の効果が大きいと思われますが、燃費測定の不正問題でテレビCMなどを自粛していたスズキが伸び悩んだことで、相対的に順位が上がったという背景もあります。
1位と2位は不動のN-BOXとタントとなっていますが、N-BOXは前月比136%と大きく台数を伸ばしているのが印象的です。
N-ONEはやや台数が減っているものの、全体的に見ればホンダの好調ぶりが目立っています。
ランキング10位までの顔ぶれは前月と変わりませんが、スズキの伸び悩みにより、ダイハツが全体的に順位を上げる結果となっています。
さらに、11位にウェイク、12位にピクシスがランクインし、どちらも大幅に台数を伸ばしています。
これはおそらく、5月にスマアシ2などを搭載するマイナーチェンジを行った効果でしょう(ピクシスの伸びはピクシスメガが大きく貢献していると思われます)。
ランキングトップ10とそれ以下とでは販売台数に大きな開きがあるため、トップ10の顔ぶれが変わることは当分ないと思われますが、7月初旬から販売を再開したデイズシリーズの台数がどこまで回復するのかがカギとなりそうです。
三菱の燃費不正問題から販売ランキングが激変したこの数か月でしたが、7月からは日産が販売を再開し、スズキもテレビCMなどを再開したため、次回7月のランキングでは各メーカーの本当の実力が試されることになるでしょう。