スバルから、12月13日に新型軽自動車の「シフォン」が発売されました。
シフォンは、ダイハツの人気車であるタントのOEM車となっていますので、基本的にはタントと同じ車で、フロントグリルとエンブレムが違うくらいです。
しかし、グレード構成はダイハツとは違い、全車に衝突回避支援システムのスマートアシスト3が標準装備となっていて、ここは高性能な衝突回避支援システムのアイサイトで予防安全性能に力を入れているスバルならではといったところです。
ただし、そのぶん最低価格は128万円からとタントよりも高くなっていますし、先般の改良でセンサーがアイサイトと同じステレオカメラ方式にグレードアップしたとはいえ、スマートアシストとアイサイトでは性能に大きな差がありますので、そこは理解した上で購入する必要があります。
また、シフォンにはノーマルモデルとカスタムモデルがありますが、ノーマルモデルにはターボ車が設定されていないのもタントと違う点です。
シフォンは、スライドドアを持つスーパーハイトワゴンの軽としてはスバル初であり、また、タントのOEM車としても初の車となります。
これまで、タントはダイハツを代表する人気車であったため、トヨタにもOEM供給していませんでしたが、今回のOEM解禁により、今後トヨタにOEM供給される可能性も出てきました。
11月に1リッタークラスのプチバンである「ジャスティ」を同じくダイハツからのOEMで発売したばかりのスバルですが、ダイハツ・トヨタとともに今後コンパクトなスーパーハイトワゴンの市場にも積極的に進出していこうとしているようです。