軽自動車の広さを決める要素として、室内長、室内幅、室内高という3つの数値がありますが、その中でも感覚的に一番影響が大きいのが室内高です。
室内長や室内幅がそれほどでなくても、室内高が高いだけで「広い車」という印象になります。
そこで、軽自動車では背を高くして室内高さを高くすることで広く感じるようにした車が非常に多くなっていて、そしてそういった車がとても売れています。
軽自動車は全長3.4m、全幅1.48mと規格で決められているので、あまり背を高くすると走行安定性が悪くなり、それが室内高の限界を作っていました。
しかし、ダイハツの新型車であるウェイクのようにボディに樹脂パーツを採用したり、ホンダの人気車であるN-BOXのようにセンタータンクレイアウトを採用したりと、各社工夫を施すことで低重心化を図り、背を高くしても走行安定性が損なわれないようになってきました。
背の高い車の唯一の欠点である燃費の悪さも、スズキのスペーシアのようにハイブリッドシステムを利用することで30km/lを軽く超える数値を実現している車種もあり、ほぼ問題にならなくなってきました。
こういった状況によって、軽自動車の室内高はどんどん高くなる傾向にあり、2015年11月現在数値トップのウェイクでは1455mmと、子供なら普通に立って歩けるほどの高さになっています。
室内高の高い車は、単に広いというだけでなく、ヒップポイントを高く設定することも可能になるので、見晴らしの良いドライビングポジションの実現という点でも有利です。
ですから、軽自動車を選ぶ際に室内高を基準にしている人も少なくないでしょう。
しかし、それぞれの車種の室内高をいちいちカタログで調べるのはとても労力のいることなので、全メーカー全車種の室内高をランキングにしてリスト化しました。
これで、どの車の室内高が何mmなのか一目でわかりますし、違うメーカーのライバル車の比較も簡単にできます。
軽自動車の購入を検討している方には、特に強力な購入ガイドになりますので、ぜひご活用ください。
なお、データは随時更新していますので、常に最新のランキングが確認できます。