2016年5月の軽四輪車通称名別新車販売速報が全国軽自動車協会連合会から発表されました。
それによると、販売ランキングTOP10は次のようになっています。
1位と2位のN-BOXとタントは安定の順位で先月と変わらずです。
また、3位から5位のアルト、スペーシア、ハスラーも先月と変わらずで、販売停止となった三菱や日産の軽の受け皿として支持された格好です。
注目なのはホンダのNシリーズで、N-WGNが順位をひとつ上げたほか、N-ONEが15位から12位へ順位を上げ、全体的にホンダ車の人気が高まっている状況です。
7位以降は、N-WGNと順位が入れ替わったワゴンR、そして先月と変わらずミラ、ムーヴ、キャストが続いています。
燃費データの数値に不正があったと発表したスズキですが、正当な測定でもデータに差が無かった(むしろそちらのほうが良かった)という発表による効果なのか、販売ランキングへの影響は特に出ていないようです。
全体的に先月からあまり動きのないランキングとなりましたが、三菱と日産がランキングから姿を消したことで、なんと15位にジムニーが入りました。
ジムニーは、平成10年に現行の軽自動車規格になってから一度もフルモデルチェンジしていない、もっともモデルライフの長い軽自動車です。
当然燃費も悪く、快適性や安全性なども時代遅れといえる内容なのですが、それでもコンパクトな本格オフロード四駆として唯一無二の存在であるため、根強い人気があります。
フルモデルチェンジの噂も何度も流れながら、未だ次期型の具体的な情報は見えておらず、スズキの動向が注目されます。