スズキの軽SUVであるジムニーは、平成10年の軽自動車規格変更から一度もフルモデルチェンジを行っていない珍しい車ですが、それでも根強い人気があります。
その人気の理由は、軽自動車で唯一の本格オフロード四駆であることです。
SUVには、クロスオーバータイプと本格オフロードタイプがあり、ジムニーは本格オフロードタイプのSUVになります。
軽自動車が新規格になってからしばらくは、各社とも軽SUVを販売していてそれなりに人気もあったのですが、軽自動車が広さや燃費で選ばれるようになってきたことで、SUVの人気は次第になくなってきて、相次いで生産終了になってしまいました。
そんな中で唯一生き残ったのがジムニーで、マイナーチェンジなどを繰り返しつつも、基本的なデザインやメカニズムには変更を加えることなく現在まで生産を続けています。
最近になって、ハスラーやキャストアクティバのようなSUVが登場し、軽SUV市場も復活の兆しが見えてきましたが、ジムニー以外のSUVはクロスオーバータイプであり、本格的なオフロードでの信頼性はジムニーとは比較になりません。
ジムニーは、小さなボディに本格的なオフロード性能を搭載した車で信頼性が高く、言ってみればランクルの軽自動車版とも言える存在です。
最近のランクルは大型化&高級化が進んでいますが、ジムニーはあくまで硬派なオフロード四駆であり、小回りの利くボディなので状況によってはランクル以上に実用性の高い車です。
そういった絶対的な信頼と唯一無二の存在であることがジムニーの人気を支えていて、中古車市場でも高値が続いています。
もともとタフな設計で長持ちする上に、十数年落ちの車でも現行型なので、古くなってもなかなか値が落ちません。
そんなジムニーですが、さすがに走行距離が10万kmを大幅に超えた車両であれば、20万円以下の激安中古車を探すことも可能です。
普通の軽自動車なら走行距離が10万kmを超えたらかなり痛みが激しいのですが、ジムニーならまだまだ大丈夫です。
燃費や快適性よりも悪路走破性を重視した車ですから、耐久性はあります。
もちろん個体差はありますし、きちんとしたメンテナンスは必要ですが、一般的な軽自動車よりも走行距離が多めでも安心できる車です。
ずっとフルモデルチェンジをしていませんし、もともと無骨なデザインのオフロード四駆なので、15年落ちの車両でも全然古臭さを感じません。
とくかく安い軽自動車が欲しいけど、見た目が古臭くて貧弱な車は嫌だという人には、ジムニーの中古車がおすすめです。
なお、外観は大きな変化はありませんが、インパネのデザインは2004年10月のマイナーチェンジで大きく変わり、質感が大幅にアップしていますので、その点だけはチェックしておいたほうがよいでしょう。
2015年11月現在で、20万円以下の激安中古車は144台あり、現行型に絞ってみても、もっとも安いもので9.8万円(1999年式、15.1万km)という車両を見つけることができました。
オフロード用の大きなタイヤが装着されているジムニーは、軽自動車とは思えない存在感があり、格安中古車でも大きな満足感が得られる車のひとつです。
人気車なので、下のリンクから在庫状況を常にチェックして、気になる車両を見つけたらすぐに問い合わせと見積もり依頼をしておくことをおすすめします。
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ジムニーの新車情報
(参考)ジムニーの詳細記事
SUZUKI ジムニー