HONDA ゼスト
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ヘッドライトはマルチリフレクタータイプで、「スポーツ W」にはHi/Lo切替式のディスチャージヘッドランプ(HID)が標準装備されます。 軽の場合、グレードによってHIDのオプションが用意されていないケースも多いのですが、この車は「N」以外のグレードにはすべてメーカーオプション(57,750円)で設定されているので安心です。 おもしろいのは、グレードによってレンズの色が違うところで、スポーツシリーズはスモークタイプのレンズを採用してよりスポーティに見えるようになっています。 フォグランプは、スポーツシリーズのみ標準装備となります。
リヤコンビランプはシャープなデザインでかっこいいですね。 マルチリフレクターでブレーキ点灯時もきれいです。 こちらもスポーツシリーズはスモークタイプとなり、独特の雰囲気があります。
ライフの丸いドアハンドルと違い、ゼストのドアハンドルはごくオーソドックスなデザインです。 ドアミラーは厚みがあってしっかりした感じですし、面積も大きいので視界が広く安心して運転できます。 「N」以外のグレードはすべて電動格納式ミラーが標準装備となります。 最近軽にも普及が進んできたスマートキーシステムは、「N」以外のグレードにオプション設定されています。 47,250円という価格は安くはないですが、キーを取り出さずにドアロックやエンジン始動ができるのはとても便利なので、検討する価値はあると思います。 この車には、セキュリティパッケージ(21,000円)というオプションが用意されています。 これは、ドアロックを不正に解除した場合にホーンとハザードランプで警告するセキュリティアラームと、キーと車の電子認証で不正なエンジン始動を防ぐイモビライザーがセットになったものです。 これらの装備は軽でも標準装備化が進んでいますが、この車の場合は一歩進んで軽では初めてボンネット検知機能を搭載しています。 ドアロックだけでなく、ボンネットを不正に開けようとした場合にも警告を発してくれるというわけですね。
「W」と「スポーツ W」には、ハーフシェイドフロントウインドウが装備されます。 ウインドウの上のほうに色がついていて、強い日差しの眩しさを和らげてくれる効果があるだけでなく、軽では珍しい装備なので高級感も味わえます。 また、ウインドウウォッシャーはスプレータイプとなっていて、きれいに水が広がるのでワイパーへの負担も少なくなります。 ワイパーもセミコンシールドタイプで視界の邪魔にならないなど、気持ちよい視界を確保するという点については特にこだわりが感じられますね。 軽はやはり長距離では疲れやすいですから、気持ちよい視界で運転時のストレスを軽減してくれるのは非常にありがたいことです。
タイヤサイズは、165/55R14となっていて、最近の軽の中ではごく一般的なサイズですが、5本スポークの大胆なホイールデザインによって、実際のサイズよりも大きく見えます。 「W」と「スポーツ W」は写真の14インチアルミホイールが標準装備されますが、その他のグレード(「N」を除く)には13インチのホイールキャップが装備されます。 ターボ車はフロントがベンチレーテッドディスクブレーキとなり、「スポーツ W」のターボのFF車のみさらにスポーツサスペンションが装備されます。 EBD・ブレーキアシスト付きのABSは、全車標準装備となっています。 快適性に関する装備はグレードによってかなりバラツキがありますが、安全性に関する装備はグレードによる差が無いというところに、安全性に対するメーカーの姿勢が現れている気がしますね。
次は、インテリアを細かく見ていきます。
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