カーチェック

DAIHATSU ムーヴ ラテ

[外観デザイン 外装パーツ インパネ周り 収納 シート及び荷室]

インパネの収納 収納の多さと多彩さはこの車の特徴でもあります。
 収納スペースは、一番多いグレードで25ヶ所もあるそうです。
 インパネはオーディオとエアコン以外ほとんど収納スペースに当てられています。
 プッシュオープン式のインパネアッパーボックスは、中が2段に分かれているので小物も整理して置けます。
 インパネセンターボックスも、小物入れとしてだけでなく、ナビやテレビの設置スペースとしても使えそうです。
 インパネ下部には運転席・助手席側ともアンダートレイがあり、助手席下にもアンダートレイを設置。
 運転席右下にもフタ(これもプッシュオープン式!)付きのユーティリティボックスがあり、小銭入れなど車外から見られたくないものを入れるのに便利。
 運転席から手の届く範囲にこれだけのスペースがあれば、日常ユースで困ることはまずないはず。
 こだわっているのはスペースだけではなく、グローブボックスの空き方もゆっくりと上品になっています。
 普通の軽はこういうところで意外と安っぽさを感じてしまうのですが、この車は、見た目だけでなく使うときの質感にまで気を配っているというのがわかります。

シートバックの多彩なポケット こちらは、アイデア満載のシートバックポケット。
 上にあるポケットは、シートバックキッズポケットというもので、フタ付きでデザインもかわいいですね。
 いざ使い方はと聞かれると何も思いつかないのですが、後席の人の目の前にあるので、きっと何かと使えるはずです(後席に初めて乗った人は絶対開けてみたくなると思う・・・)。
 また、その下はただのシートバックポケットに見えますが、実はティッシュポケットになっています。
 ファスナーを開けて中にBOXティッシュをセットすれば、孔からティッシュが出てくるという仕掛け。
 つまり、シートバック全体がティッシュケースになっているようなものなのです。
 BOXティッシュの置き場所って意外に苦労するし、見た目にもあまり良くないものですが、これならすっきり収納できるしすぐに使えます。
 そうだ、上のキッズポケットは使ったティッシュのゴミ箱として使えば完璧じゃないですか!
 右上にあるのは、ショッピングフックで、押すと回転してフックが出てきます。
 これは運転席にも付いてます。
 さらに、大型センターアームレストにもドリンクホルダーとフタつき収納ポケットが付いていて、収納に関しては完璧と言えるのではないでしょうか。
 ただし、収納スペースはグレードによって異なるので、詳しくはカタログで確認してください。

フロントドアトリム ドアトリムは、丸をそのままデザインしたおもしろいもの。
 インナードアハンドルまで丸にしてしまったのはいいですね。
 色は2色に分かれていますが、全面プラスチックなので質感はあまり高いとは言えません。
 また、ドアアームレストも、使い心地は今ひとつといった感じでしたが、「ムーヴ」よりも室内幅が20mm狭くなっているおかげなのか若干大きくはなっているようです。
 ドアポケットはあまり大きくはないですが、収納は他にもたくさんありますので、特に問題はないでしょう。
 ドアトリムは、デザイナーが一番遊び心を発揮させた部分ではないでしょうか。
 しかし、パワーウィンドウスイッチの位置や大きさは「ムーヴ」同様使いやすいですし、なんと言っても全車全席スイッチ照明付きというのがすばらしいじゃないですか。
 これは夜間に非常にありがたい装備なのですが、普通車でもそんなに採用されているものではありません。
 特に後席はその車に慣れてない人が乗ることが多いですから、真っ暗だとスイッチを手で探って操作することになるわけで、照明付きというのは非常にありがたいのです。
 それに、車格もグッとアップする感じがしますしね。

リアドアトリム リアドアトリムもフロントと同じイメージになっていますが、ドアポケットは「ムーヴ」よりもやや大きくなり、デザインも良くなっています。
 カップホルダーも備えているので、後席に人を乗せるときも安心ですね。
 ただ、リアシートを前にスライドさせるとドアポケットが使えなくなるというのは「ムーヴ」と共通で、これは構造上仕方ないのでしょう。
 もっとも、人を乗せるときにはリアシートは一番後ろにスライドさせるでしょうから、あまり問題はないのかもしれません。
 ただ、リアセンターアームレストを設けてそれにカップホルダーを設置するなど、改善できなくはないと思いますので、これからの改良に期待しましょう。

インテリアランプ インテリアランプに関しても、この車は完璧と言っていいです。
 天井に左右のマップランプと中央のルームランプをビルトインしているだけでも優秀ですが、それに加えてバニティミラーにも照明が付いています。
 運転席と助手席両方についていますから、フロントだけで合計5つの照明を装備しています。
 さらに、天井の中央にドームランプと、ラゲッジルームにランプを備えていますから、室内照明は7つとなります。
 車種によっては室内照明が1つという場合もありますから、それと比べると使い勝手に大きな差が出ます。
 ルームランプは残照式ですし、これ以上望むものはないでしょう。
 ただ、「ムーヴ」では後席用に左右独立のリアパーソナルランプが装備されていましたが、「ラテ」ではそれが中央のドームランプに変わっています。
 雰囲気はパーソナルランプのほうがいいですが、パーソナルランプは運転席から操作できないので、実際の使い勝手はドームランプのほうが良いと思います。
 写真はないですが、ドームランプのデザインもなかなかいいですよ。

 もう少し見てみます。

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