DAIHATSU ムーヴ ラテ
[外観デザイン 外装パーツ インパネ周り 収納 シート及び荷室]
ヘッドライトは、ウィンカーまですべてを一体化したデザインで、今では常識となったマルチリフレクター式を採用しています。 この車のテーマである丸型デザインになっていて、下側に薄くウィンカーを配置しているのがポイント。 ディスチャージ式を採用する「RSリミテッド」が12月に遅れて発売となるため、現時点ではハロゲン式のみしか設定されていないのが少し残念です。 「RSリミテッド」はロービームのみがディスチャージ式となるため、おそらく「アヴィRS」のようにケース内にランプが2本縦に並ぶことになるのだろうと思います。 「Xリミテッド」以上のグレードには、丸型フォグランプが標準装備となっています。
リアコンビランプも、フロントと同じ丸型で統一されています。 これは最近の車では珍しいことで、「ラテ」の特徴の一つだと思います。 デザインも、中心にバックランプ、内側にウィンカー、外側にブレーキランプとうまく配置されていますし、消灯時にはウィンカーとブレーキランプの見分けがつかないよう赤い色で統一されているあたりも凝ってます。 輪郭が丸いだけでなく、全体がややドーム型に丸く盛り上がっていて、横まで回りこんでいるデザインなので、なかなか存在感があります。 ブレーキランプの位置がやや低いため、ハイマウントストップランプは「L」以外に標準装備されています。
ドアミラーには大きな特徴があります。 なんと、贅沢にもターンランプ(つまりサイドウィンカー)を内蔵しているのです。 国産車でこれが標準装備されているのはまだ珍しく、ちょっと優越感が得られる部分です。 これによって、ボディパネルにウィンカーを設置せずに済んだので、非常にきれいなサイドビューが実現できています。 これはなかなかのこだわりだと思います。 デザイン面だけでなく、機能面でも優れています。 最近はヘッドランプの近くにウィンカーが配置される車が多く、この車もそうなっていますが、この場合夜間のウィンカーの視認性に疑問もあります。 しかし、フロントに加えてドアミラー部も点滅するので、視認性が大幅アップしています。 また、斜め後ろからの視認性という点でも、他の車より高い位置で点滅するため、車線変更時などに目立ちやすく安心です。 キーレスのアンサーバックも確認しやすいですしね。 ただ、ドアミラー自体はボディの大きさに対してやや小さめのような気がします。 デザイン優先か視界確保か、少し中途半端になったような気もしないでもないです。
タイヤサイズは、155/65R14(アルミホイール付きで、「Xリミテッド」以上に標準装備)と145/80R13(ホイールキャップ付き)という2種類で、これは「ムーヴ」と共通のサイズ。 アルミホイールは、「ラテ」のやさしいイメージを損なわないやわらかなデザインでありながらも5本スポークでスポーティな印象。 なかなかいいデザインだと思います。 「X」以下のグレードでは平凡でやわらかさに欠けるデザインのホイールキャップになってしまうので、個人的には「X」にもアルミホイールを標準装備してほしかったです。 しかし、デザインは平凡でも、ホイールキャップのカラーコーディネイトという新しいアイデアを採用しているのは注目できるところ。 オプションでホイールキャップのカラーが4色用意されていて、インテリアのカラーパネルと同色でコーディネイトできるのです。 こういった遊び心というのは、今までのダイハツにはあまり見られなかったような気がします。
こちらが、「X」のフロント。 エアロパーツなどが付いてないだけでなく、バンパーやグリルのデザインも異なります。 こちらが本来のデザインということになるわけですが、何となくいろんな車に似てるようで、どれにも似てないようで、複雑な感じです。 やはり存在感は「RS」のほうがありますね。
次に、こだわりのインテリアを見てみましょう。
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