カーチェック
(2013/12〜)
取材日:2014/1/3

SUZUKI ハスラー

[外観 外装パーツ インパネ周り シート周り 便利な装備 荷室ほか]

スズキ ハスラーの荷室

 荷室の広さは、ワゴンRと同等であまり広くはありません。
 ハスラーの荷室の特徴は、床板が樹脂製になってることで、汚れたものなども気にせず置けるようになっています。

スズキ ハスラーの荷室拡大

 シートをスライドさせれば、荷室をここまで広くすることができます。
 もちろん、スライドしても床板は同じ材質です。

スズキ ハスラーのリヤシートフォールダウン

 リヤシートを倒せば、さらにたくさんの荷物を積むことができます。

スズキ ハスラーのラゲッジアンダーボックス

 荷室の下にはアンダーボックスがありますが、工具やパンク応急修理セットなどがあるため、収納としてはほとんど使えません。
 ここは、センタータンクレイアウトにより深さのある荷室を実現しているNワゴンなどと比べると見劣りする部分です。

スズキ ハスラーの荷室アクセサリーソケット

 荷室にアクセサリーソケットを装備しているのもハスラーの特徴です。
 軽で荷室に装備しているのは珍しく、遊びに使うSUVらしい装備です。
 また、その上にある丸いキャップを外すと、オプションのフックなどを取り付けられるナットがあり、荷室を多彩にアレンジすることが可能となっています。

スズキ ハスラーのエンジン

 ハスラーのエンジンは、他のスズキ車と同じR06A型で、低燃費かつ静かでスムーズなエンジンです。
 52馬力のNAエンジンと、64馬力のターボエンジンがあるのもワゴンRと同じで、中間グレードにもターボ車が設定されているのが他メーカーにも共通する最近の軽の流れです。
 車両重量はワゴンRとほぼ同じで、最小回転半径は4.6m。
 まだ試乗はしていないのですが、ワゴンRと同様の軽快な走りが期待できます。

 いかがでしたか?
 この数年で、燃費や安全装備などの競争が激化し、一気に性能が高まった軽自動車ですが、その競争が一段落し、2014年はデザインや新ジャンル開拓への新たな挑戦が始まる年になりそうで、それを象徴する車がこのハスラーと言えるのではないでしょうか。
 どのメーカーも性能面ではほぼ同水準になってきているので、今後は各メーカーごとの特色を強くしていくようになっていくでしょう。
 SUVの分野で一歩リードしているスズキに対し、ダイハツやホンダはスポーツカーの投入を予定しています。
 今後は、安くて燃費がいいというだけでなく、楽しい車がたくさんあるという意味でも、軽自動車の人気は高まっていくでしょう。


   

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