(2013/12〜) 取材日:2014/1/3
SUZUKI ハスラー
[外観 外装パーツ インパネ周り シート周り 便利な装備 荷室ほか]
インパネは、ボディカラーと同色のカラーパネルが目を引きます。
ハスラーは運転席からボンネットがよく見えるので、外装と内装が同色でつながっているような感覚で、乗っていてとってもおしゃれな雰囲気が感じられます。
ただし、残念ながら同色になるのはオレンジのみで、その他のボディカラーではカラーパネルはホワイトとなってしまいます。
せめてピンクやブルーといったハスラーならではのボディ色は同色パネルにしてほしかったですね。
メーターは、タコメーターを廃した1眼タイプ。
高級感はないですが、機能はかなり進化しています。
マルチインフォメーションディスプレイが、軽では珍しいドット表示になり、エネチャージやアイドリングストップの作動状況などを文字やイラストでわかりやすく表示してくれるほか、エアコン使用時のアイドリングストップ開始タイミングを3つのモードから選択できるなど、ワゴンRから始まったスズキグリーンテクノロジーがさらに進化を遂げています。
メーカーオプションのナビはスマホ連携タイプで、ステアリングスイッチでの電話発着信なども可能。
バックカメラも装備されます。
ただし、画面が6.2インチと小さめなのと、テレビがワンセグというのがちょっと気になります。
メーカーオプションナビ装着車には、外部入力端子も装備されます。
通常のビデオ端子や音声端子のほか、USB、HDMI、microSDカードスロットといった多彩な端子が用意されていて、旅先で撮った動画を車内ですぐに楽しむといった使い方もできます。
エアコンは操作性に優れ、上級グレードはフルオートタイプとなっています。
ハスラーには、104万円台から買える廉価グレードが設定されていて、こちらはマニュアルエアコンとなります。
トランスミッションはCVTで、インパネシフトとなっていますが、ハスラーには5MT車も設定されていて、その場合はフロアシフトとなります。
最近は軽で5MT車を設定している車はほとんどないので、その点はうれしいですね。
インパネ下部には、スイッチがたくさん並んでいます。
ここで、シートヒーター、レーダーブレーキサポート、ESP、アイドリングストップをそれぞれ操作できますが、アイドリングストップは車庫入れや一時停止時などで作動させたくない場面も多いので、ステアリング上などの操作しやすい位置に配置して欲しいです。
なお、CVT車はすべてキーフリーシステムが標準装備となっていて、ドアロックやエンジンスタートはボタンを押すだけの操作となっています。
ハスラーのインテリアはラパンに雰囲気が似ていて、運転席に座ってみるとラパンをそのままリフトアップしたような雰囲気です。
居住性は、スペース系のワゴンと比べれば劣りますが、軽のSUVとして考えるとかなり広々しています。
デザイン重視の外観ながら、室内幅は1295mm、室内高は1250mmと、ワゴンRとほぼ同等の数値となっているのも嬉しいところです。
ボンネットがよく見えることによって、運転しやすく、車との一体感が感じられるのもいいですね。
次は、シート周りを中心に見ていきます。
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