カーチェック

MITSUBISHI トッポ

[外観デザイン 外装パーツ インパネ周り シート周り 荷室他

荷室 荷室は、トールワゴンタイプとしては平均的かやや狭いくらいです。
 ボンネットが長めで居住空間も広めなので、こうなることは当然ですが、リヤシートのスライドがないので、荷室の広さを変えることができないというのがちょっと残念なところです。
 また、荷室の床が高めなので、荷物をかなり持ち上げる必要があり、この点も気になるところです。

荷室拡大 荷室を拡大するには、このようにリヤシートのシートバックを倒すことになります。
 もちろん、ヘッドレストを外す必要はありませんし、フロントシートを前にスライドする必要もありません。
 段差もありませんし、床面が高いとはいえ、室内高は1430mmもあるのですから、積載性はよいほうと言えるでしょう。
 ただし、座面を床に落とし込むダイブダウン機構付の車と比べると、荷室の奥行きはあまりありませんし、助手席前倒し機構などもないので、多彩なアレンジが楽しめる車というわけではありません。
 セダンタイプの天井を高くした車という特徴は、居住性だけでなく、荷室に関してもいえることなのです。

アンダーボックス 荷室の下には、アンダーボックスが装備されています。
 仕切りが少なく、深さもあるので、使い勝手はよさそうです。
 汚れ物や、人に見られたくないものなどを入れておくのに便利ですね。
 これは、「トッポBJ」から引き継がれている装備で、収納スペースを増やすという意味もありますが、荷室を拡大したときの段差をなくすという意味もあるのでしょう。
 「eK」ではこれがないために大きな段差ができてしまっているので、「eK」か「トッポ」か迷ったときには、ここも車種選択の重要なポイントとなるでしょう。

横開きバックドア この車は、トールワゴンタイプとしては少数派の横開きバックドアを採用しています。
 横開きのメリットとしては、途中で止められるので後ろのスペースが狭い場合でも荷物の出し入れができることや、閉めるときに力が要らないことなどが挙げられます。
 特にこの車のように1700mm前後の全高になると、跳ね上げ式では開閉時に後ろのスペースをかなりとる必要がありますし、背の低い人はバックドアを振り下ろすのも大変になります。
 そういった点で、横開きバックドアは便利なのです。
 雨の日に雨よけにできないとか、傾斜や強風で動く可能性があるといったデメリットもありますが、「ムーヴ」が一時期跳ね上げ式をオプション設定しながらも、結局は横開きで定着していることを考えると、一定の需要があるものと思われます。
 また、このように内側に収納スペースを設けることができるというのも横開きのメリットのひとつです。

消臭天井 こうやってみると1430mmの室内高を実感できると思います。
 天井そのものが高いのですが、さらに人の頭の上を凹ませて頭上空間を稼いでいるのが写真でもわかると思います。
 アシストグリップが回転格納式になっていないのはちょっと古い感じがしますが、これだけ頭上に余裕があれば格納する必要もないというところでしょうか。
 ちなみに、天井は消臭天井となっていて、タバコ臭、アンモニア臭、ホルムアルデヒドなどを吸着・分解してくれるので、クリーンな室内を保てます。

マップランプ ルーフには、マップランプとルームランプが全車標準装備されています。
 質感も高いですし、全車標準というのがいいですね。
 また、後ろ側にはラゲッジランプも装備されていますので、夜間の使い勝手はバッチリです。
 サングラスホルダー(写真右下)もセットになっていて、ルーフの装備はなかなか充実しています。

バニティミラー サンバイザーは特大サイズです。
 バニティミラーは、運転席のみですが、全車標準装備でサイズも大きめです。
 照明は付いていませんが、マップランプが標準で付いているので、それで代用すれば夜間でも問題ないでしょう。

エンジン エンジンは、「eK」と同じで、NA(50馬力/6.3kg・m)とターボ(64馬力/9.5kg・m)の2種類があります。
 基本的なメカニズムは「eK」と同じですが、重量がやや重いので、燃費は、NAエンジンでも18.8km/L(2WD/4AT)と、ライバルたちと比べてあまりよくはありません。
 最小回転半径は4.4mで、ホイールベースが短いわりにはごく平均的な数値です。
 メカニズムに関しては「eK」と同じなので特筆すべきものはありませんが、キャビンが広くなったことが走りにどのように影響しているのかは興味があるところで、試乗ではそこを重点的に確かめたいと思います。

 いかがでしたか?
 今回は、まだ試乗車が用意されていなかったので、試乗レポートは後日追加したいと思いますが、この車は「eK」と「トッポBJ」をうまく合体させた車だということが、ある程度具体的にわかっていただけたのではないかと思います。
 いろんな意味で他のトールワゴンとは一味違うこの車、もしかしたらあなたにピッタリの一台になるかもしれませんよ。


  

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