カーチェック

ここでは、毎回1車種をピックアップし、雑誌等ではあまり触れられていない
デザイン、質感、使い勝手にこだわって徹底的にチェックしていきます。

(2005/5〜モデル)
取材日:2005/5/11

DAIHATSU アトレーワゴン

[外観デザイン 外装パーツ インパネ周り シート周り 荷室&試乗レポ]

 平成10年の規格変更後、各社とも主力車種を第2世代へとフルモデルチェンジしてきましたが、1BOXとクロカンについては様子見の状態が続いていました。
 そんな中、ついにダイハツが他社に先駆けて「アトレーワゴン」をフルモデルチェンジしました。
 新型は、豊富なバリエーションや個性的なデザインが特徴だった旧型から一転して実用的でシンプルな1BOXへと大胆に姿を変えましたが、高級感を持たせながら割安な価格設定とするなど、注目度の高い車となっています。
 早速、その魅力をチェックしてみましょう。
 なお、取材の都合上複数の車を使って紹介しています。

(注)アトレーワゴンは、2007年9月のマイナーチェンジで大幅な改良を受けています。特にインテリアはフルモデルチェンジ並みに変更されていますので、最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

フロントフェイス 少しやさしい表情だった旧型と比べると、ずいぶんシャープで重厚なフロントフェイスになりました。
 ややツリ目でブラックアウトされた4灯式ヘッドライトと大きなメッキフロントグリルによって、まるでトヨタの高級ミニバン「アルファード」のような存在感があります。
 ボンネットを短くし、ヘッドライトなどの位置を高くしたことで、軽1BOXとしては平均的な全高でありながら、ずいぶん全高が高く立派な車に見えます。
 フロントバンパーは、開口部が大きく左右の張り出しも大きいエアロバンパーが全車標準装備となっていて、厚みがあり押し出し感の強いフロントフェイスを実現しています。
 旧型のように数種類のフロントフェイスが用意されるわけではなく、全グレードとも(といっても2グレードしかありません)基本的に同じデザインです。
 グレードによる違いは、バンパー左右に設けられたフォグランプの有無のみとなりますが、フォグランプのないグレードでもその周りのメッキリングはありますので、それほど印象は変わりません。

斜めから 旧型と比べると、スペース効率を優先してずいぶん角っぽいデザインになったことがわかりますが、おかげでサイズはほぼ同じなのに一回り大きくなったような印象を受けます。
 スペース効率優先とは言っても、サイドパネルには微妙なプレスラインが入っていて、1BOXとしては珍しく、ほんのわずかではありますけどフェンダーの張り出しを強調したデザインとなっているなど、よりスタイリッシュになっているところも見逃せません。
 ドアミラーやドアハンドルなどが全車カラー化されたため安っぽさがなく、標準装備のサイドスポイラーがスポーティで安定感のあるフロントサイドビューを実現しています。

サイドビュー サイドビューは直線基調のデザインで、旧型の面影はまったくありません。
 旧型ではBピラーとDピラーをブラックアウトするというユニークなデザインでしたが、新型では逆にCピラーをブラックアウトするなど、オーソドックスなデザインとなっています。
 しかし、ブラックアウトされたピラー部に「Atrai」という文字が入っていたり、下部に膨らみを持たせたプレスラインなど、静かな主張を感じる部分もあるところにダイハツらしさを感じます。
 軽1BOXの中でも一際大きく見えるのには理由があり、旧型から30mm延長されたホイールベースは2450mmという数値で、軽の中ではトップのロングホイールベースを実現しているのです。
 さすがに最小回転半径は4.6mとやや大きくなってしまいましたが、安定感のある走りが期待できます。
 リヤのエアロバンパーもギリギリまで張り出しているので、非常に全長が長く見えますね。
 サイドのウィンカーもヘッドライト部にまとめているため、すっきりとしたサイドビューになっています。

斜め後ろ 斜め後ろから見たイメージは、「とにかく大きい」です。
 リヤコンビランプをバンパーに配置したことで、バックドアが大幅に大型化され、迫力のあるリヤビューとなっています。
 通常はデザインの邪魔になるスライドドアのレールも、そのラインをバックドアに連続させることで、デザインの一部にしてしまっているところがなかない良いですね。
 細かい部分をチェックしていると、「タウンボックス」や「バモスホビオ」などのデザイン手法を取り入れていると思われる部分もあり、この車は他社の1BOXをよく研究して開発されたのだろうということが想像できます。
 この車のおもしろいところは、基本的に実用重視の車に変更されたのに、逆に旧型よりも思い切った試みもなされているという点です。
 まずは、グレード体系ですが、旧型はエンジンもデザインも様々なタイプがありましたが、新型はターボエンジン+4ATのみの設定で、グレードも「カスタムターボRS」と「カスタムターボR」の2種類のみ。
 ルーフ形状もハイルーフのみです。
 そして、ボディカラーは定番の白、銀、黒のほかに、薄青、青、ピンクといった1BOXでは珍しい色も用意されています。
 グレードが少ないのはユーザーとしては困る面もあるかもしれませんが、さらに安さを求めるなら商用モデルの「ハイゼット」があるわけで、グレードを絞ることでお買い得価格を実現していることは、ユーザー志向の表れと言えるのではないでしょうか。

リヤビュー リヤビューも旧型の面影はまったくありません。
 何といっても最大の特徴はリヤバンパーに設けられたリヤコンビランプでしょう。
 「バモスホビオ」と似た雰囲気もありますが、それよりもさらに面積が大きく、上部にメッキモールを配しているため、高級感があります。
 そして、そのエアロバンパーの下から見えるマフラーカッタはとにかく太く(おそらく軽で最大)、まるでスポーツマフラーのようです。
 バックドアハンドルが低い位置に設けられているところは実用性重視という感じですが、よく見れば左右に縦に伸びたプレスラインが入っていて、それがリヤコンビランプを貫いてバンパーまで伸びていたり、中央のエンブレムの周辺をえぐったデザインにしたりと、リヤビューのデザインへのこだわりは1BOXの中で一番強いように感じます。

 では、エクステリアのパーツ類をもう少し詳しく見てみます。


   


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