カーチェック

DAIHATSU アトレーワゴン

[外観デザイン 外装パーツ インパネ周り シート周り 荷室&試乗レポ]

インパネ インパネは、旧型と比べるとずいぶんシンプルでコンパクトになりました。
 デザイン的には、包まれ感がなくなっていかにも商用車っぽくなってしまった気がしますが、そのぶん使い勝手は細かい部分まで改善されています。
 フロントウィンドウが立っているので、旧型よりも天井が遠くなった感じで、いかにも1BOXらしい雰囲気のコクピットですが、メーターの丸を強調したデザインがなんともおもしろいです。
 インパネシフトは、セダンからの乗換えでも違和感のない操作感とサイドウォークスルーが可能なスペース効率を両立していますが、シフトレバーの動く範囲が狭いため、慣れるまでは目でしっかり確認しながら操作しないと動きすぎてしまいそうです。
 安全装備は、両席エアバッグやEBD&ブレーキアシスト付ABSなどを標準装備し、不満のない内容となっています。

メーター 丸の中にすべての表示をぎっしり詰め込んだメーターはユニークです。
 3眼式のメーターを採用していた旧型とは対照的にとてもコンパクトです。
 シルバーパネル&シルバーリングに赤い指針でスポーティなイメージですが、タコメーターは小さくて見にくく、スピードメーターの視認性を重視したデザインとなっています。
 トリップメーターや燃料計などは液晶パネルに表示されるようになっていて、うまくまとめられています。
 燃料残量警告灯も全車に標準装備されてますが、旧型よりも燃料タンク容量が6L減っているので注意が必要です。

実用的なインパネ インパネがデザイン重視から実用重視に変更されたことで、収納はずいぶん増えました。
 一つ一つの容量はあまりないものの、助手席側から運転席側までまんべんなくいくつもの収納があるので、うまく使えば便利そうです。
 インパネに関して一番感心したのは、タイヤハウスの出っ張りの形状が工夫されていることです。
 軽1BOXでは、スバルの「サンバー」以外はセミキャブスタイル(運転席より前にフロントタイヤがあるスタイル)を採用していますが、このセミキャブスタイルは、安全性や走行安定性などで有利な反面、乗降時にタイヤハウスの出っ張りに足が当たってしまうという欠点があります。
 しかし、この車はセミキャブスタイルでありながら、タイヤハウスの出っ張りを斜めにカット(写真右下)するなど形状を工夫することで、足が当たらないようになっているのです。
 最初は気づかなかったのですが、途中で「あれ?1BOXなのに足が当たらない」と思ったのです。
 1BOXの展示車は、タイヤハウス部に靴でつけられた傷がついているケースも多いのですが、この車はきれいなままでした。
 「セミキャブだから仕方ない」と片付けてしまわず、しっかりとユーザーの不満を解消する努力をしているところがうれしいですね。

助手席側の収納 助手席側の収納は、ずいぶん充実しています。
 まず注目なのはカップホルダーで、インパネ上に引き出し式で設置されています。
 普段は邪魔になることがなく、使うときには引き出せば(写真右上)エアコンの風で保冷・保温ができるという、よくできたカップホルダーです。
 軽1BOXはインパネがコンパクトに作られているケースが多いので、収納が充実していないケースが多く、カップホルダーはどの車も使いにくい位置になってしまっていますが、その点でこの車はよく工夫されていますね。
 グローブボックスも大容量(写真右下)で、その下にはトレイも用意されています。
 軽1BOXの中では、もっとも快適で使い勝手の良い助手席ではないでしょうか。

運転席側の収納 運転席側のカップホルダーは固定式ですが、メーターをコンパクトにしたことで生まれた空きスペースに設置しているので、乗降時に邪魔になることはなく、エアコンの風で保冷・保温もできるようになっています。
 料金所で受け取った領収書とお釣りを一時的に入れておく場所としても使えそうですね。
 コインホルダーはあまり使えそうにないですが、ドアミラー裏に設置されたペン&カードホルダー(写真右下)は非常に便利ですね。
 普通はただのプラスチックカバーで覆ってしまうものですが、この車はそのカバーの形状を工夫することで、ペンやカードを挿しておけるようになっているのです。
 ここはすぐ手に取れる位置ですし、散らかることもなく、とてもすばらしいアイデアだと思います。
 ステアリングの下には、アンダートレイも用意されています。

 次も、さらにインテリアを細かく見ていきます。


     


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