軽自動車について調べるときに、スライドドアについては調べると思いますが、バックドア（テールゲート）の形式については意外とよく調べないのではないでしょうか。
バックドアとは、テールゲートとも呼ばれ、車両の後ろについている荷物を出し入れするためのドアのことです。
最近では、ホンダのステップワゴンの『わくわくゲート』のように、人の出入りにも使えるようなものまで登場していますが、一般的には荷物の出し入れ用のドアで、その開き方や形状などによって使い勝手が大きく変わってきます。
そのため、日頃よく荷物を積む人は、バックドア形式についても確認しておかないと買ってから『使いにくいな』なんて後悔することになってしまいます。
バックドアの形式は、軽自動車の場合は、上開き、横開き、独立トランクリッドくらいの種類しかなく、それほど複雑ではありません。
現在はほとんどの車種が上開きになっていますが、以前は、ムーヴ、テリオスキッド、パジェロミニなど、横開きの車も多く存在していました。
ムーヴに至っては、一時期、基本が横開きでオプションで上開きが選べるというモデルもありましたが、今ではすべて上開きになっています。
また、テリオスキッドやパジェロミニなども生産終了になってしまったため、現在では横開きを採用しているのがスズキのジムニーだけになっています。
使い勝手の面では、上開きのほうが雨よけになったり坂道でも気にせず開けられたりと便利なことが多いので、ほとんどの車が上開きを採用しているのですが、ジムニーのようにバックドアにスペアタイヤを積んでいる車の場合は、ドアが重くなるので横開きを採用しています。
その他、特殊な例として、2人乗りのコペンやS660は独立トランクリッドを採用していますが、S660の場合はまとまった荷物スペースはほとんどありません。
軽スポーツカーに積載性は求めないとは思いますが、購入の際は一応頭に入れておく必要があります。
ちなみに、ミッドシップエンジンのS660よりは、FFのコペンのほうが荷物スペースはたくさん確保されています。
軽自動車の場合は一部を除いてほとんど上開きなので比較的わかりやすのですが、バックドアの形式についてはカタログなどに記載されていない場合もあるので、簡単にわかるように軽自動車のバックドア形式の一覧を作成しました。
軽自動車購入の際の参考にどうぞ。
