スズキのベーシックカー「アルト」がフルモデルチェンジしました。
新型「アルト」は、94万円からのベーシックカーとは思えない非常に充実した安全装備を搭載し、これまでのイメージを覆す車へと進化しています。
外観はかなりオーソドックスなスタイルになり、ラパンに寄せた感じの印象に。
もしかすると、次期ラパンは、スペーシアとスペーシアギアの関係のように、アルトのフロントを丸目にしただけみたいな車になる可能性もありますね。
デザインの大幅変更により広々感もアップ。
実際に室内幅や室内高も拡大しており、ベーシックカーで課題となる居住性もアップしています。
しかし新型アルトの一番の注目は、目に見えるデザインではなく充実した安全装備の内容です。
スペーシアと同じデュアルカメラブレーキサポートを搭載し、前後自動ブレーキはもちろん、標識認識機能やヘッドアップディスプレイまで設定。
全方位カメラは3Dバックビュー対応となるなど、軽自動車の最上級モデルと変わらない装備内容となっています。
6エアバッグも標準装備し、何の不満もない車へと成長しています。
そして、マイルドハイブリッドの採用によりWLTCモードで27.7km/lという燃費も達成。
これがこれからの軽自動車のスタンダートとなるかと思うと、ちょっとびっくりしてしまいます。
アルトがこんなハイテクな車になるなんて・・・。
これはじわじわ売れるんじゃないでしょうか。
しかし、ちょっと気になるのは、アルトワークスの設定がないこと。
もちろん、あとから追加される可能性は多いにあるのですが、現状ではターボも5MTも設定がないので、アルトワークスだけのためにそこまでやってくれるのか、コストの面で若干心配です。
安全装備の充実などで重量も旧型より重くなっているので、加速面で旧型より性能アップするのも難しい気がしますし、若干雲行きが怪しいような気もします。
このデザインのアルトワークス、すごく見てみたいんですけどね。