オートマチックハイビームとは、対向車のヘッドライトなどを感知して、ヘッドライトのロービームとハイビームを自動的に切り替えてくれるハイテク装備です。
そのオートマチックハイビームが、ついに軽自動車にも装備される時代になりました。
2015年10月にマイナーチェンジした三菱eKワゴンとeKスポーツ、そして日産デイズに、軽初となるオートマチックハイビームが搭載されたのです。
対向車が来るたびにハイビームとロービームを切り替えるという、あのわずらわしさから解放されるというのは、夜間走行の多い人にとっては非常に魅力的です。
自動車のヘッドランプの進化は目覚ましく、昔のハロゲンランプからディスチャージヘッドランプ(HID)へと進化して圧倒的な明るさを手に入れ、それが軽自動車にも普及してきましたが、この数年でLEDヘッドランプを装備する軽自動車が増えてきて、さらにハイビームにもLEDを採用している軽まで出てきています。
ヘッドライトの分野では、いち早くLEDデイライトを採用した高級ブランドのアウディが常に時代をリードしていて、現在ではマトリックスヘッドライトというハイテク技術にまで進化しています。
マトリックスヘッドライトとは、多数のLEDをひとつひとつ独立して制御し、対向車などを検知するとその部分だけを避けてヘッドライトを照射するというもので、まさにハイテクそのもの。
また、BMWなどはより遠くまで視界を確保できるレーザーヘッドライトまで実用化していて、ヘッドライトの分野は各社でハイテク化が進んでいます。
国産車では、ドイツの高級ブランドなどと比べるとややこの分野では遅れている感じがあり、オートマチックハイビームもやっと高級車に普及が進みだしたところです。
そんな中で、いきなり軽自動車に採用されたのですから、ただただビックリです。
一車種に採用されると他車種にも一気に普及するのが軽自動車の特徴でもあるので、数年でオートマチックハイビームも当たり前の装備になるでしょう。
しかし、現在はまだ一部の車種でしか採用されていないので、軽自動車全メーカー全車種について、オートマチックハイビームの有無を一覧にしました。
データは常に更新していますので、ブックマークしておけばいつでも最新の状態を確認できます。
軽自動車購入の際の参考にどうぞ。