最近国産車にも流れるウインカーの採用が増えていますが、ついに軽自動車にも流れるウインカーが採用されるようになりました。
今のところ軽自動車で流れるウインカーを装備している車種はN-BOXカスタムだけですが、軽自動車で一番売れているN-BOXに採用されたわけですから、目にする機会も増えるはずです。
また、一番人気のN-BOXに採用されたとなれば、他のメーカーも追随せざるを得なくなるかもしれません。
流れるウインカーとは、正確にはシーケンシャルターンランプやシーケンシャルターンシグナル、またはシーケンシャルウインカーなどと呼ばれます。
車両の内側から外側に向けて順番にLEDが点灯して、光が流れているように見えるので、通称「流れるウインカー」というわけです。
もともとアウディが広めたものですが、国産車ではレクサスがいち早く採用を始め、最近ではトヨタのC-HRやマイナーチェンジ後のハリアーなどの人気車種に採用されたことで、目にする機会も増えてきました。
レクサスだけにするのかと思ったら、トヨタにもすぐに展開し始めたのでちょっとびっくりしましたが、レクサスではリヤも流れるのに対し、トヨタではフロントのみ流れるなど、一応の差別化は図っています。
間もなくマイナーチェンジするアルファードやヴェルファイアも流れるウインカーを採用するらしいですが、こちらもリヤは流れないのかは不明です。
そこへ、今回、フルモデルチェンジしたN-BOXがいきなりの採用。
まさか軽自動車にこんなに早く採用されるとは思っていませんでした。
ただ、LEDの数も少ないですし、軽自動車はヘッドライトの幅がそんなに広くとれないので、レクサスやアウディなどのようにはっきり流れているという感じではなく、かなり控えめです。
正直なところ、ここまでやる必要があったのかなという気もしないでもないです。
N-BOXに真正面から対抗する車として新型スペーシアが発売されましたが、こちらは流れるウインカーの採用を見送っています。
それによって車両価格を安く設定することが可能で、N-BOXよりもお買い得にして需要を奪おうというわけです。
スズキは当面追随することはなさそうですが、あとはダイハツがどうするかです。
LEDヘッドランプをいち早く採用するなど、この分野では先進性を保ってきたダイハツだけに、流れるウインカーをホンダに先に採用されたのはちょっと悔しいのではないでしょうか。
自動ブレーキなどの予防安全装備もそうなんですが、こういった先進装備についても、普通車と軽自動車の差は確実になくなってきている気がしますね。
なお、軽自動車で流れるウインカーを装備している車種は、以下で確認できます(データは常に最新に保たれています)。