Q1.「クロカン」って何?
A.「クロカン」とは、クロスカントリーの略で、タイヤの大きなオフロードが得意な車のことをいいます。 軽ではスズキのジムニーや、ミツビシのパジェロミニなどが代表的です。 以前は「ヨンク」(四輪駆動の略)と呼ばれていましたが、最近はこの手の車も二輪駆動が増えてきたので、「クロカン」と呼ぶようになってきたようです。 本格的なオフロードを走ることより、ファッションでクロカンを選ぶ人が増えてきたことが影響しているようです。 最近は、クロカンの走行性能にミニバンの使い勝手をプラスした「SUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークルの略)」が人気で、軽ではダイハツのテリオスキッドがこのジャンルになりますが、クロカンとSUVという言葉はそれほど明確に区別されずに使われています。
Q2.「ターボ」って何?
A.ターボチャージャーは、アクセルを踏むことによって排気の量がふえることを利用したシステムで、排気を利用してタービンと呼ばれるものを高速で回転させます。 このタービンの力で、エンジンの中に大量の空気を無理矢理押し込めることによって排気量以上のパワーを得ようというものです。 つまり、非常に単純に言ってしまえば、660ccのエンジンに2倍の空気を詰め込めば、1300ccのエンジンと同じ力が出るという原理です(当然、その増えた空気の量に応じた燃料を必要とするため、燃料を余計に消費し、一般的に燃費が悪くなります)。 特に軽のように排気量に制限がある場合には有効なシステムですが、やはりムリをするのでエンジンのメンテナンスをマメにやっておかないと寿命が縮まってしまうことも多いようです。
Q3.「ディスチャージヘッドライト」って何?
A.最近流行りの蒼白い光を放つとっても明るいヘッドライトです。「HID」とも呼ばれています。 これは、普通の電球と同じ原理であるハロゲンヘッドライトに対して、放電による光を利用したまったく新しいヘッドライトです。 明るさは2倍、寿命は数倍と言われています。 稲光を見られたことがあるかと思いますが、あの光をライトに応用したって訳ですね。 最近は、軽でも採用車種が増えてきました。 時々、信号停車などのたびに消灯している車を見かけますが、実は明るくても消費電力は少ないので対向車に迷惑がかかる場合以外は特に消灯する必要はなく、逆に、点灯/消灯を繰り返すと寿命が縮まることがあるので注意が必要です。
Q4.洗車はどのくらいの頻度ですればいい?
A.これは、いろいろな条件に左右されますので一概には言えませんが、目安としては、水洗いを2週間に1回、ワックスを1〜2ヶ月に1回くらいがいいようです。 マメに洗車したほうがいいのですが、あまり洗いすぎるとキズを増やしたり錆びやすくなったりということもあるので、このくらいがベストかと思います。 ガレージに保管されている方はもっと少なくていいでしょう。 ただ、海辺や雪道を走った後などは、下回りに塩分が付着して錆びの原因になりますから、なるべく早くコイン洗車場などで洗い流しましょう。 ちなみに、ドア開口部の周りやアルミホイールなどにもワックスをかけておくと汚れがつきにくくてきれいに保てますよ。
Q5.タイヤ交換の目安は?
A.タイヤの交換は、まず減り具合を確認します。 タイヤの溝には数カ所意図的に浅くなっている(1.6ミリ)ところがあり、タイヤが減ってくると、この浅くなっているところで溝が途切れたようになります。 このときは、タイヤの溝が1.6ミリ以下になったということであり、スリップの危険がある上、車検にも通らないということになります。 ですから、タイヤの溝が途中で途切れていないか常にチェックしておき、この傾向が出てきたら早めに交換するのがいいと思います。 この溝が浅くなっているところの位置は、タイヤの側面に▲(三角)のマークがついているので、そこをたどって溝をチェックするとわかります。
もう一つ、タイヤの使用年数にも気をつけてください。 3年も使用したタイヤは、紫外線によってゴムが劣化して硬くなりヒビが入っているケースも多いので、よくチェックして早めに交換しましょう。
タイヤを長持ちさせるテクニックとしては、タイヤローテーションがあります。 FF車の場合、特に前輪だけが減っていくので、前後左右のタイヤを定期的に入れ替えて四輪ともまんべんなく減っていくようにすると多少なりとも長持ちします。 作業は、G.S.やタイヤショップなどで1〜2000円くらいでやってもらえます。
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