スズキが、ワゴンRをフルモデルチェンジしました。
新型ワゴンRの特徴は、なんといってもその個性的なデザインです。
3種類のフロントマスクを用意し、四角いヘッドライト、二段ヘッドライト、縦長ヘッドライトと、それぞれに違う個性を持たせています。
リヤバンパーに位置するリヤコンビランプは初代のイメージですし、スティングレーの大型グリルはかつて人気を博したRRの再来といった感じで、歴代のワゴンRのエッセンスをうまく取り入れながら、極太のBピラーやくっくりとしたプレスラインなどで新しさも表現しています。
この新型ワゴンR、そのデザインに目が行ってしまいがちですが、実はそれ以上に内容がすごいんです。
まずは、ハイブリッドカーとなったことが一番の目玉です。
旧型でもSエネチャージというハイブリッドシステムを搭載していましたが、今回はモーターのみで最大10秒のクリープ走行ができるようになり、ハイブリッドらしさが感じられるようになりました(名前にも明確に「ハイブリッド」と付くようになりました)。
また、このところ他社に後れを取っていた部分を一気に解消し、LEDヘッドランプ、ハイビームアシスト、レーンチェンジウインカー、6エアバッグなど、先進装備が満載です。
そしてなんと、軽初となるヘッドアップディスプレイまで装備しています!
安全装備も進化し、単眼カメラ+レーザーレーダーによるデュアルセンサーブレーキサポートを採用。
室内の広さも、室内長2450mm×室内幅1355mmという驚異的な数値を実現。
全方位に隙なしの車となり、やっとワゴンRの名にふさわしいフラッグシップモデルになったという印象です。
燃費は、33.4km/lとハイトワゴンの中でトップで、数値的には先代とあまり変わっていないものの、モーター走行が可能になったことから渋滞時などの実用燃費はかなり伸びそうです。
価格は、約108万円から約178万円と、上級グレードは価格アップしているものの、装備内容を考えると先代とあまり変わらないレベルに抑えていて、お買い得感もあります。
このところ販売低迷が続いていたスズキですが、ついに本気を出したという感じがする入魂の一台です。
この個性的なデザインさえ受け入れられれば、かなりヒットする可能性を秘めています。
かつての王者ワゴンRがどこまで人気を取り戻せるのか、2017年は軽自動車がまたおもしろくなりそうです。
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(参考軽自動車ランキング)
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軽自動車は、日本独自の規格であり、ボディサイズやエンジン排気量が決められています。
小さくても広くて快適な軽自動車は、『軽』と呼ばれ、いまや新車販売の4割を占めるほどの人気となっています。
ボディサイズは、長さ3.4m以内、幅1.48m以内、高さ2m以内と決められていて、エンジン排気量も660cc以下となってます。定員は最大4名まで。
これだけ限られたサイズでありながら、室内は驚くほど広いのが当たり前で、快適装備や安全装備なども普通車となんら変わらないレベルにまで進歩しています。
毎年払う自動車税が、年間10,800円(2015年3月までの登録車は7,200円)と格安で、車検費用なども安いことから、経済性の高さでも注目されていますが、先進装備を積極的に採用したり、ユニークなデザインの車が多いことも人気の秘密です。
小さいので運転や洗車もラクですし、中古車相場も安定していますから、気軽に愛車が持てるという点で特に地方では日常生活に欠かせない車となっています。
また、限られたサイズながら本格的なスポーツカーやオープンカーなどまであり、趣味の車としても楽しめるため、多くの車好きを魅了しています。
軽自動車全車種のそれぞれの基本情報は、軽の新車情報から確認できます。
軽自動車は、一台当たりの利益が少なく、人気もあることから、値引きはあまり期待できません。
普通車では30万円や40万円といった値引きも珍しくはないですが、軽自動車の場合は、5~10万円程度というのが一般的です。
特に発売直後の新型車やスポーツカーなどの趣味性の高い車の場合は、値引きなしというケースもあります。
軽自動車の新型車、モデルチェンジ、一部改良、特別仕様車などの最新情報は、軽自動車の新車情報から確認できます。
軽自動車は、中古車になってもあまり値が下がりません。
各車種の最新の中古車相場は、軽自動車の中古車情報から確認できます。
軽自動車は、中古車市場では高値安定で推移していますので、買い取り額も高い傾向があります。
買取相場は、車種や車の状態などによって違ってきますので、売却や下取りを検討している人は、事前にこちらで適正な買取相場を調べておくことをおすすめします。