2015年上半期の軽四輪車通称名別新車販売速報によれば、日産の軽自動車であるデイズシリーズは第3位の販売台数で、不動の人気を誇るN-BOXとタントの次に入る人気車種となっています。
そのデイズシリーズの中で、広い室内空間を持つスーパーハイトワゴンの新型車がデイズルークスです。
室内の広さだけでなく、軽自動車で初めて後席用のサーキュレーターを装備しているのも特徴です。
サーキュレーターとは、送風機のことで、天井にあるサーキュレーターが前席のエアコンの冷気を後席に送ってくれるため、後席でも夏に暑い思いをしなくてよいのです。
後ろに人を乗せることが多い人にとってはとてもありがたい装備ですね。
また、デザインも細部までこだわって質感が高く、アラウンドビューモニターまで装備するなど、軽自動車らしくない高級感が漂う車です。
日産は軽自動車を他社から供給してもらっていて、自社生産はしていません。
もともと、日産はこのジャンルにスズキのパレットのOEM車種としてルークスという軽自動車を販売していましたが、その後継車種として登場したのがこのデイズルークスです。
デイズルークスは、スズキからではなく三菱から供給を受けているOEM車で、eKスペースと同じ車です。
ただし、日産と三菱は他のメーカーよりも軽自動車での協力関係が強く、日産が開発段階から積極的に関わっているため、フロント周りのデザインはそれぞれ異なるイメージに仕上げられていて、同じ車という印象があまりありません。
車自体は三菱製なので、eKスペースが本家ということになるのですが、デイズルークスの方が圧倒的に人気が高くなっています。
OEM車の場合、本家のほうが売れるのが一般的なのですが、デイズシリーズについてはちょっと珍しい現象が起こっています。
デイズルークスは、ルークスの後継車種とはいえ、まったくの新型車です。
ルークスを旧型と見ることもできますが、ルークスはスズキ製の車なので、三菱製のデイズルークスとはまったく別の車です。
ですから、旧型というものが存在しません。
そのため、中古車でも装備や性能などはほぼ同じです。
ひとつ気を付けることがあるとすれば、自動ブレーキ（衝突被害軽減ブレーキ）搭載の有無くらいでしょう。
デイズルークスは、デビュー当時は自動ブレーキの設定がなく、特別仕様車で初めて設定され、その後一般のグレードにも展開されました。
ですので、古い年式のものほど自動ブレーキが付いていない可能性が高いです。
そこだけは問い合わせの際に確認したほうがよいかもしれません。
旧型が存在しない新型車なので、中古車も新しいものばかりで、デイズルークスの激安中古車、格安中古車を見つけるのはかなり難しいのが現状です。
2015年10月中旬現在、50万円以下の格安中古車は見つかりませんでしたが、一番安いもので69.9万円（2015年式、走行0.2万km）という物件はありました。
このページをブックマークしておいて、このページから毎日チェックしておけば、運よく激安中古車が見つかることもあるかもしれません。
もし見つけたときは、人気車のためすぐに売れてしまう可能性があるので、在庫問い合わせと見積もり依頼をすぐに送っておきましょう。
なお、デイズルークスの最新データ、モデルチェンジや改良などの新車情報は、こちらでチェックできます。
デイズルークスの新車情報
（参考）デイズルークスのデビュー当時の詳細記事
NISSAN デイズルークス（B21A）
