軽自動車にここまで自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)などの予防安全装備が普及したのは、2012年12月にダイハツムーヴがマイナーチェンジで衝突回避支援システムのスマートアシスト(スマアシ)を搭載したことがきっかけでした。
このスマアシには、自動ブレーキとともに誤発進抑制システムも搭載されていました。
誤発進抑制システムとは、目の前に障害物がある状態でアクセルを踏み込んでも、エンジン出力を抑えるなどして急発進しないようにするシステムです。
コンビニ駐車場などでアクセルとブレーキを踏み間違えたことにより店舗に車が突っ込むという事故が増えてきたことから、そういった事故を予防するために考え出された機能です。
今では、ダイハツ以外のメーカーの自動ブレーキ搭載車には当たり前のように付いている機能ですが、ダイハツは、このスマアシの第二世代となるスマアシ2で、後方にも対応した誤発進抑制システムを搭載し、この分野で他メーカーをリードしています。
軽自動車は、まだ予防安全装備の分野では発展段階にあり、今後も各社で競争しながら予防安全装備の進化が続いていくと思われます。
今回は、軽自動車の全メーカー全車種について、誤発進抑制機能の有無を一覧にしてみましたので、興味のある方はぜひ参考にしてください。