SUZUKI ワゴンR RR
インパネのデザインは、質が高くオーソドックスなデザインです。 ハンドルは太くてデザインもしっかりしているので、軽を運転しているという感じがしません。 ちなみにこちらはウレタン製ですが、SWTでは同デザインで本革製になり、さら質感が高くなります。 足元は非常に広々としていて、簡単にウォークスルーが可能です。
エアコンのスイッチは最近の軽の主流であるダイヤル式ですが、SWTでは液晶パネル付きのプッシュボタン式で非常に質感の高いオートエアコンになります。 ステレオはラジオ付きのCDプレーヤー+4スピーカーとなり、カセットやMDは聞けません。 こちらもSWTではDSP付きのMD/CDプレーヤーとなります。 SWTは装備が充実しているのでお勧めしたいのですが、ノーマルRRとの価格差は10万円近くになってしまうので、ちょっと手が出しにくいですね。
メーターはガンメタの盤面に白い指針で視認性は良いです。 タコメーターも100回転刻みで10000回転まで表示されていてなかなかスポーティな感じがします。 走行距離計も液晶表示なので見やすいですね。 SWTではメーターも専用のものとなって、盤面が黒に、指針が赤になります。 デザインとしては特に工夫しているというわけではないですが、見なれた配置のオーソドックスなメーターはかえって見やすい気もしますね。
ワゴンRの室内の質の高さを象徴するのがこのドアインナーパネルです。 一体成形で質が高い上に、布張りで大型のドアアームレストにアシストグリップまでついています。 私は3年前にこの車がデビューした時にこの内装を見て、「これが軽の内装なのか」と驚いたのを今でも覚えています。 特に助手席では走行中に手を置くところがなくて困ることが多いのですが、このドアアームレストとアシストグリップのおかげでしっかりと体を安定させることができるので、長距離でも安心して乗っていられますね。 ドアポケットも大型です。
リアドアインナーもフロントと共通で質感は高く、パワーウィンドウスイッチも上面についていて操作しやすくなっています。 リアにもドアポケットがついているおかげで、収納力は充分です。 しかし、リア席用のカップホルダーがないのが気になります。 リアに人を乗せることが多い人は困るかもしれません。
フロント・リア共に窓枠が太いので、ドアの開閉時に軽独特の安っぽさがありません。 適度に重みがありしっかりとした手応えがあるので、それだけで安心感があります。
スズキ車は天井の色が明るいので開放感があります。 もちろん布張りで質感も高いですし、ルームランプの形もいいですね。 この写真でもその開放感を感じていただけると思います。 バニティミラーがついていないのは残念ですが、防眩式ルームミラーも装備していてなかなかよくできています。 欲を言えば、マップランプや収納ボックスなどもあるとよかったですね。
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